Nexus Modsニュース和訳:Vortex 1.1の新機能について (2019/11/29追記あり)
2019/11/27のNexus Modsニュース What's new in Vortex 1.1?(Vortex 1.1の新機能について)の和訳です。
2019/11/29追記: v1.1.4がリリースされ、日本語化パッチもこれに対応しました。v1.1.3の日本語化拡張機能を導入済みの場合、Vortex起動時に自動更新されます。
2019/11/28追記: v1.1.3より日本語化パッチをVortex拡張機能化して、VortexのSettingsページで言語を日本語に変更するだけでインストール/自動更新ができるようになりました。
既に日本語化パッチを導入済みの場合、古い日本語化パッチを削除してインストールし直す必要があります。
詳細については Japanese Translation for Vortex の説明文をご覧ください。
Vortex 1.1の新機能について
元記事:What's new in Vortex 1.1?
投稿者:Pickysaurus (コミュニティマネージャー)
投稿日:2019/11/27(UTC)
2019年7月に新しいMODマネージャー、Vortexが正式リリースされてから)、かれこれ4ヶ月が経った。その間、Vortexチームはコミュニティから寄せられた素晴らしいフィードバックを全てこなし、モッディング体験をさらに向上させるべく、エキサイティングな新機能の構築に熱心に取り組んできた。
そして本日、Vortexの最新ビルド v1.1.3がリリースされ、Vortexを起動してアップデートするか、ダウンロードページから手動でアップデートできるようになった。
どんな機能が追加されたのか気になるだろう? それではVortex 1.0.0のリリース以降に追加された新機能のうち、特に興味深いものを紹介していこう。
新しいゲームページ
Vortex 1.0.0では、ゲームページは「Managed (管理中)」、「Discovered (検出済み)」、「Supported (サポート対象)」の3つのタブに分かれていた。最新バージョンではこのデザインを再検討して、管理中かどうかに関係なく、すべてのゲームをスクロ―ル可能な1つのページにまとめて表示することで、より見やすくした。
管理中のゲームはページ上部のManagedセクションに、検出済みまたはサポート対象のゲームはUnmanagedセクションにまとめて表示される。サポート対象ではあるが未検出のゲームは、ゲームが検出されるまでグレースケールで表示される。このページからゲームを隠したり、検索ボックスを使って名前でゲームを検索したりできる。
Harmonyによりゲーム拡張機能にさらなるパワーを
おそらく今回のアップデートで一番エキサイティングな変更点だ。Vortexチームは、HarmonyライブラリのVortexへの統合に懸命に取り組んでいる。これによって、Unityやその他ゲームエンジンを搭載したゲームにおいて、MODマネージャーがより強力なサポートをすることができる。
モッダーは、Harmonyを使ってC#のコードとアセットをゲームのアセンブリに注入することができる。これは元来MOD管理をサポートしていないUnityのゲームで特に役に立つ。もしC#とJavaScriptに関する実用的な知識があり、お気に入りのゲームエンジンの仕組みについての知識があれば、今すぐHarmonyの利点を生かしたVortex拡張機能を作成することができる。
この新機能を使って何ができるのか体感できるよう、Untitled Goose Gameゲーム用にいくつかMOD
を作ってみた。さらに僕たちは、これから数ヶ月以内に、Harmonyの利点を生かした拡張機能と既存のゲームサポートのアップデートを行う予定だ。VortexでのHarmonyの利用方法についてはこちらを参照のこと: https://github.com/Nexus-Mods/harmony-patcher/wiki
このプロジェクトの一環として、Unity製のゲームでVortex In-Game Overlay (VIGO, Vortexゲームオーバーレイ)を利用することもできる。VIGOは、ゲームの実行中にMODの情報を表示したり、オプションを切り替えることができる。
Vortex内からの拡張機能の入手
Vortexのための新しい拡張機能を作成する開発者が増えていることから、Vortex内からテーマや翻訳やその他拡張機能を簡単にブラウズしてインストールできるようにした。
拡張機能タブを開き、今回新たに追加された「Find more」ボタンを押すと、今すぐダウンロード可能な承認済みの拡張機能の一覧を開くことができる。ここからインストールした拡張機能はすべて自動的に常に最新の状態に保たれる。つまり、Vortexのアップデートを待たずして、拡張機能の修正や機能強化をいつでも手に入れることができるという寸法だ。
すでにローカライズ、テーマ、アドオン、コミュニティ制作のゲーム拡張機能が幅広く揃っている。以下は現在利用可能な拡張機能の一例だ。
ゲーム拡張機能:
- Red Dead Redemption 2 support by Tannin
- Final Fantasy XII support by ffgriever
- Fallout 76 support by wxMichael
- PayDay 2 support by Evanito
- Source Film Maker support by silveredgold
テーマ:
- Better Compact theme by tesnexus8
- VUIX theme by Bassforce86
アドオン:
- xEdit Cleaning Extension by Pickysaurus (自己宣伝失礼!)
- Fully Virtual Deployment by Tannin
さらにオマケとして、ダウンロード可能な拡張機能のある新ゲームと翻訳については、それぞれの設定メニューに自動的に表示されるため、わざわざ拡張機能ブラウザを開く必要はない。
自分の作成した拡張機能をこの拡張機能ブラウザに含めたい場合は、ここからアップロードした後、PickysaurusまたはBigBizkitまで連絡してほしい。
MODとプラグインのグルーピング
ユーザーから多くの要求のあった機能に、Nexus Mod Managerのデフォルトに似た見た目の他に、MODをカテゴリ毎にグルーピングする手段があった。最新版では、MODおよびGamebryo製ゲームのプラグインを、状態、作者、カテゴリといった分類項目によってグルーピングできるようになった。各カテゴリはそれぞれ展開/折りたたむことができ、一覧を整理整頓することができる。
まだこれだけではない
Vortex 1.1.3では、ゲーム開始時にVortexを非表示/終了するオプション、FOMODをサポートするほとんどのゲームと互換性のあるMODインストーラー、11種類のゲームサポートの追加を含む、細かな修正や機能強化が実施された。
僕たちはVortexの将来に対する興奮が抑えられない。VortexディスカッションフォーラムやDiscord、あるいはVortexのフィードバック機能を使って、みんなの好きな点や改善案について聞かせてほしい。
以上