Nexus Mods: Vortexヘルプセンターの和訳 (2018/10/20)
Nexus Modsの新しいMODマネージャー、Vortexのヘルプセンター(https://help.nexusmods.com/category/46-vortex)の和訳です。
Vortexをざっと使ってみた感想:
- プラグインのロードオーダー
- ロードオーダーが自由に変更できないのは若干不便ですが、MO+LOOTで運用してもLOOTを実行すると意図しない順序にソートされますし、結局それを抑止するために依存関係のルールを定義することになります。Vortexでは比較的簡単にルールを定義できるので、これまでLOOTを使っていたのであればむしろ使いやすくなるかもしれません(LOOTなんぞ使わんという方なら話は別)。
- 例外的に「このプラグインだけは最後にロードしたい」という場面があります。競合を避けるために必ず最後にロードするよう指示のあるMODや、テスト用に一時導入する場合などがこれに該当します。これはVortexの「グループルール」を定義すれば実現できそうです。
- MODのインストール順(MOの左の一覧に対応)
- MOの利用者にとって一番違和感のある部分です。
- MOならカテゴリ毎に並べ替えたり、ダミーのセパレーターフォルダを作って分かりやすく整理したり、フォルダを追加してちょっとした置き換えやパッチを配置したりといったことができますが、恐らくVortexではできません。プラグイン一覧と違ってグループルールはなく、あくまでもMOD間の依存関係だけで並べ替えます。
- 日本語でプレイする場合、英語版MOD本体の後に日本語版パッチを導入するケースが良くありますが、これもいちいち依存関係を定義する必要があるので面倒です。
- Highlight列に好きなアイコンを表示・ソートできます。セパレタ設置できない問題もこれで多少はしのげるかも。
- ファイル単位の競合が解決できるのは便利。複数のテクスチャリプレーサーを併用する場合、このオブジェクトはこっち、このオブジェクトはあっちといった具合に好きなテクスチャをチョイスできます(当然ファイル構造に関する知識が必要です)。
- その他
- ダイアログでEnterを押してもOKボタンが押せないなど、操作性が若干不便。
- 依存関係グラフしゅごい。
- SKSE/F4SEのようなゲームフォルダ直下に配置するユティリティもインストールできる → ツールの設定: スクリプトエクステンダ
- Web開発に慣れていれば比較的簡単に拡張機能が開発できるようです(要Electron/Node/React/Typescript/Javascriptの知識)。モッダーの制作する拡張機能次第では化けるかも。
- これまでNMMを使っていたのであれば移行を考えるしかないですが、MO2が使いこなせるならMO2でよさそうです。
Vortexヘルプセンター和訳
原文トップページ: https://help.nexusmods.com/category/46-vortex
関連ドキュメント:
Vortex紹介ページの和訳
Nexus Wiki: Vortexページの和訳
Nexus Modsニュース和訳:Vortex公式ベータ版リリースについて (2018/10/9)
補足:
- 原文ではページが細かく分かれていますが、リンクをたどる手間/編集の手間を考慮して1ページにまとめました。
- 原文の軽微な誤りは断りなく訂正しています。大きな誤りは訳注で補足しました。
- 説明文に不足がある場合、Vortexベータ版の画面などから説明文を補てんしました。
- 原文の説明が分かりにくい箇所は断りなく意訳/書き直しました。
目次
- VortexのFAQ
- ドラッグアンドドロップでプラグインのロードオーダーを直接変更できない理由は?
- LOOTは必要? / LOOTを使ってソートしたい / LOOTとVortexのソートに違いはあるか?
- グループとカテゴリの違いは?
- VortexでSKSE/SKSE64/F4SE等のスクリプトエクステンダ―を利用するには?
- Vortexにツールを追加するには?
- ツールを設定したが上手く動作しない。どうすれば?
- Vortexの更新/インストールに失敗した。どうすれば?
- “External Changes(外部からの変更)”ダイアログが表示された。どういう意味?
- Vortexでは複数のMODプロファイル(例えばキャラクター毎)が使える? 設定方法は?
- “Plugins not sorted because of cyclic rules(循環ルールによりプラグインはソートされませんでした)”が表示された。どういう意味?
- “Deploy(配置)”と“Purge(パージ)”の意味は?
- MODをインストールしたが対応するesm/espが表示されない。どうすれば?
- Vortexはplugins.txtファイルにDLCをリストアップしない。バグではないか?
- 複数のMOD/プラグイン/ダウンロードをまとめて有効化/無効化/削除できる?
- VortexによるNexus Modsリンク処理を止めるには?
- “__delete_if_empty”ファイルとは? 削除してもいい?
- 更新後に“Application state is invalid(アプリケーションの状態が不正です)”メッセージが表示された。何か問題でも?
- Vortexの想定ユーザー/乗り換えの必要性/機能の違いについて
- 他のMODマネージャーからVortexへの移行について
- Vortexを使ってNexus Modsからファイルをダウンロードする方法
- Vortexにゲームを追加する方法
- Vortexのエラーメッセージの説明
- “プラグイン”と“MOD”のロードオーダーが重要な理由
- VortexでファイルをロードするMODを選択する方法
- ユーザーインターフェース: 概要
- Dashboard (ダッシュボード)
- Navigation Area (ナビゲーションエリア)
- Extensions (拡張機能)
- Profiles (プロファイル)
- Downloads (ダウンロード)
- Games (ゲーム)
- Support (サポート)
- Settings (設定)
- Settings > Interface (インターフェースの設定)
- Settings > Vortex (Vortexの設定)
- Settings > Mods (MODの設定)
- Settings > Download (ダウンロードの設定)
- Settings > Games (ゲームの設定)
- Settings > Workarounds (回避策の設定)
- Settings > Theme (テーマの設定)
- Mods
- Plugins (プラグイン)
- Save Games (セーブデータ)
- ロードオーダーの管理: プラグインルールとグループルール
- Vortexのプロファイルの設定方法
- ユーザーインターフェース: アイコン
- キーボード・ショートカット
VortexのFAQ
原文:Vortex FAQ
原文の最終更新日:2018/10/05 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
ドラッグアンドドロップでプラグインのロードオーダーを直接変更できない理由は?
他のMODマネージャーとは異なり、Vortexではロードオーダーを手動で変更する必要はありません。VortexはLOOTに基づいてプラグインを自動的にソートします。
ですが、依存関係(このプラグインはあのプラグインの後にロードする等)の定義をするか、複数のプラグインに対して同様の設定を行うグループを使って、プラグインまたはプラグイングループのロードオーダーを制御できます。
LOOTは必要? / LOOTを使ってソートしたい / LOOTとVortexのソートに違いはあるか?
Vortexは内部的にLOOTを使ってプラグインをロードしているので、別途LOOTをインストールする必要はありません。VortexはLOOTの定義と(定義されていれば)ユーザー独自のカスタムルールに基づいてプラグインをソートします。つまり、LOOTの機能はVortexで実装済みです。
グループとカテゴリの違いは?
「グループ」がプラグイン間の競合解決に役立つのに対し、「MODのカテゴリ」はMODの視覚的な整理に役立ちます。
グループは、あるプラグインのまとまりを別のプラグインのまとまりよりも前にロードする場合など、プラグイン固有のルールよりも大まかな競合解決のために設計されています。グループにプラグインを割り当てるには、一覧のプラグインをダブルクリックして表示されるプラグインの詳細(plugin’s details)で行います。グループの利用方法については「ロードオーダーの管理: プラグインルールとグループルール」を参照してください。
MODのカテゴリはMODを視覚的に整理するためのものです。通常、Nexus ModsからダウンロードされたMODはゲーム毎のサイトと同じ方法で分類されます。MODのカテゴリはMODの詳細で変更できます。
VortexでSKSE/SKSE64/F4SE等のスクリプトエクステンダ―を利用するには?
通常の方法、つまりインストーラーまたはアーカイブを展開してゲームのルートディレクトリ(ゲームの実行ファイルのある場所)にスクリプトエクステンダ―をインストールした後、次の手順でVortexのツールに登録します(Skyrim Special EditionのSKSE64を例に説明します)。
- “Dashboard”を開く
- ツール一覧に移動する
- 事前定義されたツール SKSE64 があるはず
- 事前定義されたツール末尾のメニューアイコン(縦3点)をクリックする
- “Target”行のフォルダーアイコンをクリックして skse64_loader.exe を選択する
- “Save”をクリックする
これでツールにSKSE64が追加されたので、プライマリ(優先)設定を行います。もう一度SKSE64のメニューアイコン(縦3点)をクリックして“Make Primary”を選択するとハイライト表示されます。
左上の起動ボタンを使ってゲームを起動すると、Vortexはプライマリに設定されたツールを使ってゲームを起動します。SKSE64(または他のゲームのスクリプトエクステンダ―)にプライマリが設定されていると、常にこれを使ってゲームを起動します。
Vortexにツールを追加するには?
VortexはデフォルトのディレクトリにインストールされたFNISやSKSE等のツールを自動的に検出します。自動検出に失敗しても、手動でツールのインストールフォルダにある実行ファイルを選んで追加できます。
ベゼスダゲーム用のスクリプトエクステンダ―と同様に、ツールはDashboardに追加されます。Dashboardをクリックしてツールの一覧から事前定義されたツールを選んでください。
事前定義されていないツールは“Add Tool”を押して追加します。ツールが通常のWindows GUIアプリケーションの場合、“Target”にツールの実行ファイルを設定する必要があります。“Start In(起動フォルダ)”には実行ファイルの場所が自動的に設定されます。
設定が終わったら名前を入力してセーブします。
ツールを設定したが上手く動作しない。どうすれば?
.exeファイルでないツールは直接実行できません。たとえば.jarならJava、.pyならPython、.cmd/.batならcmdというように、“インタープリター”経由で実行する必要があります。
Vortexでは可能な範囲でこれらを自動検出しますが、正しくインストールされて検出可能なものだけをサポートしています。
Vortexが自動検出できないインタープリターの場合、“Target”フィールドにインタープリターのパスを、“Command Line”にツールのパスを指定する必要があります。場合によっては追加のパラメーターが必要な場合もあります。
たとえばJavaの場合、次の様に設定します。
“Target”フィールド: c:\program files\java\bin\java.exe
“Command Line”フィールド: -jar c:\path\to\your\java\based\tool\tool.jar
Vortexの更新/インストールに失敗した。どうすれば?
インストールフォルダのファイルがアンチウィルスソフト等の他のプロセスで使用中の場合、Vortexのインストーラーはファイルの書き込みが行えずインストールに失敗します。
Windows Defender、BitDefender、Malwarebytesといったセキュリティソフトが邪魔をしていないか確認してください。この問題は多くの場合、コンピューターの再起動またはVortex関連のサービスとディレクトリを「ホワイトリスト」に入れることで解決します。詳細については各ソフトウェアのWebサイトを参照してください。
Vortexによるインストールフォルダへのファイルアクセスが他のプログラムによってブロックされていないと確信できる場合、次のURLからVortexの最新版をダウンロードしてインストールしてください。
https://www.nexusmods.com/site/mods/1/
インストーラは既存のインストールを自動検出して更新します。
“External Changes(外部からの変更)”ダイアログが表示された。どういう意味?
Vortex経由でインストールされたMODファイルなど、Vortexの管理下にあるファイルが別のアプリケーションによって変更されたことを意味します。これによって、(別のアプリによって変更された)実際のゲームディレクトリと、Vortexが管理する「MODディレクトリ」が同期していない状態となります。
これはFNISやxEdit等の外部ツールによってファイルが変更されたときに起こる想定内の現象で、エラーではありません。
外部アプリケーションによってファイルが何らかの形で変更されると(移動/削除/編集)、Vortexは次回のMOD配置/有効化/無効化時に“External Changes(外部からの変更)”ダイアログを表示します。ここではファイルへの変更をApply(適用)するかUndo(元に戻す)するかを選択できます。どちらを選んでも、VortexのMODディレクトリとゲームディレクトリが同期されます。
一度Apply/Undoを選んで確認を行うと、操作を元に戻せない点に注意してください。
Vortexでは複数のMODプロファイル(例えばキャラクター毎)が使える? 設定方法は?
はい。Vortexにはその機能があります。有効にするには、設定を開いて“Advanced”にある“Enable Profile management”をチェックする必要があります。これによって、サイドバーのGeneralに“Profiles”が追加され、MODプロファイルが管理できるようになります。
“Plugins not sorted because of cyclic rules(循環ルールによりプラグインはソートされませんでした)”が表示された。どういう意味?
ユーザー定義のプラグインルールに矛盾がある場合に表示されます。たとえば、プラグインAの後にプラグインBをロードする、プラグインBの後にプラグインAをロードするルールがある場合、2つのルールは互いに矛盾しているためプラグイン一覧をソートできず、エラーメッセージ“Plugins not sorted because of cyclic rules(ルールの循環によりプラグインはソートされませんでした)”を表示します。これはプラグインのマスター/スレーブ関係にルールの循環がある場合にも表示されます。
また、グループ固有のルールが原因となる場合もあります。LOOTは複雑なルールを利用して競合のない設定を確保し、グループルールの競合を無視して目的を達成しますが、これが上手くいかず同様に「循環ルール」エラーとなる場合があります。
Vortexが採用している内部のLOOTソートシステムにはルールの循環はないので、ユーザが独自のルールを定義したときにのみ発生します。
“More”をクリックすると、ルール循環の影響下にあるプラグインといった、問題の解決に役立つ詳細情報が表示されます。
“Deploy(配置)”と“Purge(パージ)”の意味は?
VortexにおけるMODのインストールは2段階に分かれています。第1段階ではMODのアーカイブを展開して(もしあれば)インストーラーを実行します。この時点では、MODのファイルは個別の「MODディレクトリ」に配置され、ゲームに影響を与えません。
第2段階となる「配置」では、ゲームディレクトリにMODファイルをリンクして、インストールされたゲームに影響を与えます。また、「配置」時には無効化されたMODのファイルのリンクが削除されるので、選択したMODをゲームに「送る」と考えるとよいでしょう。
Vortexがこうする理由は、通常なら数秒かかる配置フェーズをとても高速に実行でき、余分なユーザー操作が不要となるためです。これにより、MODの「無効化」状態と「有効化」状態を素早く切り替えることができます。また、全MODを再インストールすることなくプロファイルを切り替えることができます。
上級者モード (Settings > Advanced > Enable advanced mode) を有効にすると“Purge Mods”オプションが使えるようになります。パージは配置の反対で、Vortexによってインストールされたリンクをすべて削除します。これは破壊的で有害な操作ではなく、“Deploy Mods”をクリックして簡単に元に戻すことができます。
この機能はバックアップの準備に便利です。バックアップにリンクを含めたくない場合や、MODをアンインストールせずにゲームディレクトリを初期状態に戻したいときに使用します。
MODをインストールしたが対応するesm/espが表示されない。どうすれば?
テクスチャリプレーサーMOD等には大抵プラグインファイル(esm/esp)が含まれていません。
プラグインファイルを含むMODをインストールしてもプラグインファイルが表示されない場合、配置が関係しているかもしれません。Vortexのプラグイン画面には配置されたファイルのみが表示されます。自動配置機能が無効になっていて、MODのインストール後に手動で配置していない場合、プラグインは一覧に表示されませんし、ゲームに影響を与えることもありません。
これを解決するには、MOD画面に移動してMODが正しく配置されていることを確認してください。
Vortexはplugins.txtファイルにDLCをリストアップしない。バグではないか?
これは意図的なもので問題ありません。ゲームはplugins.txtの記述の有無や順序や正当性に関係なくハードコードされた順序で特定のESMをロードします。Vortexでは、DLCの順序を手動で並べ替えられるという間違った期待をさせないため、plugins.txtにDLCを記載しません。
同様の理由で、VortexのUIではDLCの「有効化/無効化」は行えません。
複数のMOD/プラグイン/ダウンロードをまとめて有効化/無効化/削除できる?
リスト内のアイテムは、Ctrl+クリックで複数選択、Shift+クリックで範囲選択、Ctrl+Aで全選択できます。一覧の下にあるボタンは選択したアイテム全体に適用されます。
VortexによるNexus Modsリンク処理を止めるには?
他のソフトウェアと同様に、Vortexは一度関連付けられたプロトコルを「処理しないように」設定できません。あるプロトコル(Nexus Modsリンクその他)を処理するアプリケーションが複数ある場合、最後に通知のあったアプリケーションが優先されます。
したがって、VortexによるNexus Modsリンク処理を止めるのではなく、代わりに使いたいMODマネージャー側でリンク処理させる必要があります。
“__delete_if_empty”ファイルとは? 削除してもいい?
このファイルは削除しないでください。Vortexでは、ゲームディレクトリを “Purge”するときに、このファイルを使って安全に削除できる空フォルダを識別します。このファイルが空のフォルダ(サブフォルダも空)にある場合、このファイルを含むディレクトリ全体を削除しても安全ですが、Vortexでエラーが発生する場合があるのでお勧めしません。
MODをアンインストールするとこのファイルを含む空フォルダが残る場合がありますが、MODを“Purge”または“Deploy”してVortexに削除させることができます。ファイルの配置、インストール、ゲームの起動が遅くなることから、Vortexではこれらのフォルダを自動的に削除しません。空のフォルダは全く無害なので、わざわざ削除する必要はありません。
更新後に“Application state is invalid(アプリケーションの状態が不正です)”メッセージが表示された。何か問題でも?
開発チームがVortexの保守/更新を行うにつれて、アプリケーション状態の孤立したパーツを適切にクリーニングするための整合性チェックが追加されます。これはエラーというよりも警告で、“Repair”オプションを選ぶことで、孤立したパーツを処理してVortexを最新の状態に保ちます。
Vortexの想定ユーザー/乗り換えの必要性/機能の違いについて
原文のURL:Who is Vortex for? / Why should I switch to Vortex? What is different?
原文の最終更新日:2018/10/08 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
私たちはVortexが決定的で強力でありながらも、多くのゲームが扱え、使いやすいMODマネージャーにしようと多くの時間を費やしてきました。
Vortexにはいくつかの機能が用意されていますが、どれも新しいユーザーからベテランモッダーがなるべく簡単かつ便利にモッディングできるよう設計されています。
- 約40種類のゲームをサポート
- Nexus Modsウェブサイトとの密な連携
- 自動ソートと強力な競合解決ツールによるモッディングの簡易化
- 独立したMODプロファイル
- モダンで使いやすいUI
- 拡張モジュールによる機能追加が可能
こうした機能を持つMODマネージャーは他にもありますが、特筆すべきなのはVortexのモッディングへのアプローチが少し異なることです。
Vortexでは、MOD間の競合を回避して、きめ細かなプラグイン一覧の制御によって安定したロードオーダーを実現することに重点を置き、プラグイン一覧を合理的な方法で自動的にソートします。
Vortexの主要な目標は、モッディングの基本に立ち返り、ロードオーダー等に悩む時間を減らしてモッディングされたゲームのプレイにより多くの時間をかけられるようにすることです。
新規モッダーの場合
モッディング初心者、特にベゼスダ製ゲーム(エルダースクロール/Falloutシリーズ)をモッディングする人にとって、特に負担となるロードオーダー管理が軽減されるため、他のMODマネージャーよりも直感的に使えるかもしれません。
このため、Vortexは複雑なロードオーダー管理やMOD競合についてほとんど経験のない初心者モッダーに非常に適しています。
ベテランモッダーの場合
経験豊富なモッダーにとって、Vortexの自動ロードオーダーソートについては、モッディングに関する新たな考え方が必要になるかもしれません。
長年にわたって、私たちはロードオーダーのプラグインを手動で任意の場所にドラッグできるという考え方に愛着を持ってきました。実際、ベゼスダ製ゲームのモッディング経験のある人たちからVortexについて一番よく指摘されるのがこのことです。ですが、Vortexは自動ソートと競合に基づくきめ細かな制御によって競合を解決し、安定してゲームを動作させるために必要な変更を最低限に抑えます。
Vortexによるロードオーダーの管理方法
Vortexの特徴の一つに、ロードオーダーを自動的にソートすることでMOD間の競合を防止あるいは軽減し、ゲーム全体の安定性を高める機能があります(これはベゼスダ製ゲームのエルダースクロール/Falloutシリーズにのみ適用されます)。通常、Vortexを使うことで、安定したセットアップ実現のためにロードオーダーをきめ細かく管理する手間が大幅に削減されます。
ロードオーダーの管理ではロードオーダー上の特定のスロットで特定のプラグインをロードすべきだと考えられがちですが、実際に重要となるのは問題となるプラグインと別のプラグインとのロード順の関係性です。言い方を変えると、ロードオーダーにおけるプラグインAのスロットが95でも98でも問題はなく、プラグインBより前でプラグインCよりも後にロードされるべき、といったこと関係性が重要になります。
Vortexでは、LOOT (Load Order Optimisation Tool) を使ってプラグインを自動的にソートするこでこれを実現します。LOOTはVortexに標準で組み込まれているので、別途インストールする必要はありません。
Vortexでは、LOOTと拡張機能を使ってプラグインを合理的な方法でソートしますが、自動ソートの結果が常に100%正しいとは限りません。そのことを踏まえて、MODの競合を手動で解決できるようになっています。情報、支援、そして強力なツール群を提供するVortexは、非互換性や問題を最小限に抑え、望みのセットアップを確実に実現する手助けとなるでしょう。
これまでとは異なる単純化されたモッディングへのアプローチ
従来の「ドラッグ&ドロップ」による手動のロードオーダー管理とVortexの提供する自動ソートを比較すると、どちらのアプローチにおいても最終目標と達成すべき結果が「安定した競合のないロードオーダー」であるという点を強調することが重要です。
Vortexにおける目標達成の手法は――特に初心者にとって――より効率的で、手間がかからず、直感的であると考えています。
「これまでの」ロードオーダー管理に慣れた人なら、最初はVortexのやり方に違和感や不慣れな感じを抱くかもしれません。ですがどうかVortexに心を開き、核心となる強みがどこにあるのか自分の目で確かめてください。
新しいPCでゲームのセッティングをしていますか? 好みのゲームをいくつも扱えるMODマネージャーを探していますか? 大量のプラグイン一覧の競合に悩まされていて、ロードオーダー問題の簡単な解決策を探していますか? こういう方にはVortexが理想的かもしれません。
Vortexは次のような方にぴったりです。
- 使いやすいMODマネージャーを求めている方
- 自動ソートと強力な競合解決ツールに魅力を感じる方
- (ベゼスダ製に限定されない)複数のゲームを管理したい方
- Nexus ModsのWebサイトと密に連携できるMODマネージャーを求める方
- プレイ毎の別のMODプロファイルを管理する便利な手段を求める方
とはいえ、Vortexが誰にでもマッチしないことは理解しています。正常に動作するインストール環境と多数のMODを含み完璧に動作するロードオーダーが既にある場合、当面はどちらのMODマネージャーでもMODを管理できます。同様に、Vortexの提供する機能のどれにも興味がない場合、乗り換える必要はありません。
Vortexは次のような方には向かないかもしれません。
- 手動または他のMODマネージャーで管理される巨大で安定したロードオーダーが既にある方
- 手動でソートしたい方
- プロファイル管理、自動ソート、Nexus ModsのWebサイトと密に連携するMODマネージャーのどれにも興味がない方
他のMODマネージャーからVortexへの移行について
原文:Migrating to Vortex from another Mod Manager
原文の最終更新日:2018/10/11 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
VortexはNexus Mod ManagerとMod Organizer 2からの完全な移行をサポートしています。このガイドでは移行方法とVortexセットアップ後のオプション設定について説明します。
準備とVortexのインストール
今お使いのMODマネージャーがダウンロード中/インストール中ではなく、起動されていないことを確認します。Mod Organizerを使っていてoverwriteフォルダのファイルを移行したい場合、“Create Mod”メニューで新しいMODを作成するか、既存のMODフォルダに追加します。
また、ハードディスクにインストールされたMODとダウンロードフォルダをコピーするのに十分な空き容量があることを確認してください。移行では以前のMODマネージャーのデータを削除せずコピーします。
VortexをダウンロードしてPCにインストールします。Vortexを起動してNexus Modsのアカウントでログインします。
Vortexの“Games”タブの“Managed”セクションに移行対象のゲームがあることを確認します。見つからない場合は「Vortexにゲームを追加する方法」に従って追加します。
MODのインポート
移行対象のゲームを選んだら“Mods”セクションに移動します。上に並んだツールバーから“Import from…”を選ぶと利用可能なインポートオプションが表示されますので、移行対象のMODマネージャーを選択します。
インポートツールの最初のページで、Vortexはインポート対象のMODマネージャーの自動検出を試みます。MODマネージャーが見つからない場合や複数のバージョンがインストールされている場合は、MODマネージャーのインストールパスを変更できます。
ステップ2では移行対象のMODマネージャーにインストールされているMODの一覧が表示されます。各ファイルの横にある“Import”ドロップダウンメニューを手動で変更して、Vortexへの追加を止めることができます。
左下には重要なチェックボックスがあります。“Import Archives”をチェックすると、選択したMODの元のアーカイブを移行します。以前のMODマネージャーを削除した後に元のアーカイブから再インストールする場合に備えて、チェックすることを強くお勧めします。アーカイブはVortexのダウンロードフォルダに保存されます。ダウンロードフォルダの場所は移行ツールの実行前に定義できます。
次のステップでは辛抱強く移行の完了を待つことが重要です。複雑なMODを大量にインストールしていると時間がかかります。処理中はVortexがフリーズしているように見えるかもしれません。
移行処理中は絶対に他のMODマネージャーを起動しないでください。
お疲れ様でした。これですべてのMODがVortexにインポートされました。最後に任意の残作業が残っていますが、初めてVortexを利用する場合は読んでおいた方が良いでしょう。
Nexus Mod Managerから移行した場合の残作業
Vortexを壊さず安全にNexus Mods Managerを削除する
Nexus Mod Manager (NMM)におけるMODの扱い方が原因で、NMMの削除の際には後で困らないための追加の手順が必要です。Vortexに影響を与えずNMMをアンインストールする最も安全な手順は次のとおりです。
- Vortexの“Mods”タブでCtrl+Aキーを押してすべてのMODを選択し、下のツールバーにある“Disable all”ボタンをクリックします。これでゲームフォルダからVortexの管理下にあるファイルがすべて削除されます。
- NMMを開き、Ctrl+Aキーを押してすべてのMODを選択した後、DELETEキーを押します。確認メッセージに応答すると、NMMにインストールされたMODファイルとアーカイブがすべて削除され、ハードディスクの空き容量が増えます。
- (任意) NMMのツール“Purge Unmanaged files”を使ってNMMが残したかもしれないMODの残骸を削除します(※1)。
- WindowsからNexus Mod Managerをアンインストールします。
- Vortexを開き、使いたいMODを再び有効化します。
※1: “Purge Unmanaged files”オプションを使うと、スクリプトエクステンダ―、ENB、SteamワークショップのMODなどの外部からインストールされたファイルが削除される場合があります。引き続きこれらのファイルを使いたい場合は再インストールが必要です。この手順の後に問題が発生した場合は、ゲームのインストール状況を確認するとよいでしょう。
Vortexを使ってNexus Modsからファイルをダウンロードする方法
原文:How do I use Vortex to download from Nexus Mods?
原文の最終更新日:2018/10/11 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
Vortexで“Download with Manager”リンクを扱うには、Vortexを正しく設定する必要があります。幸い、Vortexではこのオプションを素早く設定する2つの方法が提供されています。
一つ目は“Dashboard”セクションに標準で表示されるダッシュレット“Let’s get you set up(設定しよう)”を使う方法です。
このダッシュレットを消してしまった場合、設定画面のオプションから設定することもできます。サイドメニューの“Settings”から“Download”タブを開き、“Handle 'Download with Manager' buttons on nexusmods.com”をチェックします。
これでNexus ModsのWebサイトから“Download with Manager”ボタンをクリックするだけで、簡単にVortexに直接ダウンロードできるようになります。
注意:この機能を利用するにはVortexからNexus Modsのアカウントにログインする必要があります。
Vortexにゲームを追加する方法
原文:How do I add a new game to Vortex?
原文の最終更新日:2018/10/11 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
Vortexにゲームを追加するには、サイドメニューから“Games”セクションに移動します。そこには3つのタブがあり、Vortexがサポートするゲームが表示されます。
- Managed(管理中): Vortexの管理下にあるゲーム
- Discovered(検出済み): インストールは検出済みだが、Vortexの管理下にないゲーム
- Supported(サポート済み): インストールが検出されず、Vortexの管理下にないゲーム
インストールされたゲームが“Discoverd”タブにない場合、ツールバーの“Quick scan (クイックスキャン)”またはVortex画面下部の“Detailed scan (詳細スキャン)”(訳注:恐らくSearch for Gamesのこと)を選んで検出することができます。詳細スキャンには数分かかることがあります。
ゲームが“Discoverd”タブに表示されたら、マウスをゲームの上に移動して“Manage (管理)”をクリックします。これで自動的にVortexのゲームモードが切り替わります。
Vortexがゲームを検出できない場合、“Supported”タブからマウスを目的のゲームの上に移動して“Manually set location (場所の設定)”をクリックします。フォルダーの選択ダイアログが表示されますので、ゲームの実行ファイル(exe)が格納されたフォルダを選択します。これが終わると、“Managed”タブにゲームが追加されます。
Vortexのエラーメッセージの説明
原文:Vortex Error Messages explained
原文の最終更新日:2018/10/04 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
Vortexはさまざまな方法で通知を行い、MODやプラグイン一覧に関する問題の特定と対処を手助けします。ここではVortexでよく表示されるエラーメッセージと通知メッセージの意味と対処方法について説明します。
Cyclic Rules Error (Plugins) (プラグインルールの循環エラー)
Plugins not sorted because of cyclic rules (ルールの循環によりプラグインはソートされませんでした)
ユーザー定義のプラグインルールに矛盾があります。たとえば、プラグインAの後にプラグインBをロードする、プラグインBの後にプラグインAをロードするルールがある場合、2つのルールは互いに矛盾しているためプラグイン一覧をソートできず、このメッセージが表示されます。これはプラグインのマスター/スレーブ関係にルールの循環がある場合にも表示されます。
(注:Vortexでエラーメッセージが表示される2つの循環ルールの例です)
また、グループ固有のルールが原因となる場合もあります。LOOTは複雑なルールを利用して競合のない設定を確保し、グループルールの競合を無視して目的を達成しますが、これが上手くいかず同様に「循環ルール」エラーとなる場合があります。
Vortexが採用している内部のLOOTソートシステムにはルールの循環はないので、ユーザが独自のルールを定義したときにのみ発生します。
“More”をクリックすると、ルール循環の影響下にあるプラグインといった、問題の解決に役立つ詳細情報が表示されます。
CYCLIC INTERACTION:
LOOT reported a cyclic interaction between rules. In the simplest case this is something like "A need to load after B" and "B need to load after A" but it can be arbitrarily complicated: "A after B after C after A". This conflict involves at least one custom rule. Please read the LOOT message and change your custom rules to resolve the cycle:
Cyclic interaction detected between plugins "My Mod B.esp" and "My Mod A.esp". Back cycle: My Mod A.esp, My Mod B.esp
相互循環:
LOOTからルールの相互循環が報告されました。一番簡単なケースは「Bの後にAをロード」「Aの後にBをロード」といったものですが、「Aの後にB、Bの後にC、Cの後にA」のように複雑なケースもあります。この競合には少なくとも1つのユーザー定義ルールが関与しています。LOOTのメッセージを読んでユーザー定義ルールを変更し、循環を解決してください:
"My Mod B.esp" と "My Mod A.esp" 間の相互循環を検出しました。後方循環: My Mod A.esp, My Mod B.esp
このエラーを解決するには、相互循環の原因となるルールを削除した後、プラグインツールバーから“Sort now (今すぐソート)”をクリックして再度プラグインをソートします。
Cyclic Rules Error (Mods) (MODルールの循環エラー)
Mod rules contain cycles (MODルールに循環があります)
プラグインルールに矛盾がある時と同様に、MOD固有のルールに矛盾がある場合に表示されます(たとえばMOD AをMOD Bの前に、MOD BをMOD Aの前にロードなど)。
“More”をクリックすると、相互循環に関する詳細情報が表示されます。
CYCLES:
Dependency rules between your mods contain cycles, like "A after B" and "B after A". You need to remove one of the rules causing the cycle, otherwise your mods can't be applied in the right order.
循環:
MOD間の依存関係のルールに「Bの後にA」「Aの後にB」といった循環があります。循環の原因となるルールを1つ削除しないと、MODの順序が正しく適用されません。
MODのハイパーリンク(この例ではUIExtensionsとAddItemMenuSE)をクリックすると“Cycle (循環)”ダイアログが表示され、2つのMOD間で相互循環するルールが視覚的に表示されます。
2つのMODを繋ぐコネクタをクリックすると、相互循環の原因となるルールが1つ削除されます。エラーの原因となるルールを削除したら、両方のダイアログを閉じてMOD一覧に戻ります。
Failure to set Game Mode (ゲームモードの設定に失敗しました)
Faild to set game mode (ゲームモードの設定に失敗しました)
管理中のゲームの切り替えなどの際、特定のゲームモードがアクティブにできなかった場合に表示されます。特定のゲームが「アクティブ」のとき、ゲーム固有の拡張機能を無効化した場合に発生します。
Missing Masters (マスターが見つかりません)
Missing Masters (マスターが見つかりません)
有効化されたプラグインのマスターファイルが見つからない場合に表示されます。つまり、有効化されたプラグインが依存するプラグインがありません。
マスターのないプラグインには、プラグイン一覧のフラグ列にベルのアイコンが表示されハイライトされます。
“More”をクリックすると詳細が表示されます。
CHECK FAILED:
Some of the enabled plugins depend on others that are not enabled.
チェックに失敗:
有効化されたプラグインの一部は有効化されていないプラグインに依存しています。
上記の例では、Hunterborn-Skytest Patch.espがHunterborn.espとSkyTEST-RealisticAnimals&Predators.espに依存しています。プラグイン一覧でHunterborn.espが無効化されているため、Hunterborn-Skytest Patch.espがそれを見つけることができずマスター不足エラーとなっています。この問題を解決するにはマスターファイル(Hunterborn.esp)を有効にします。
FNIS not installed (FNISがインストールされていません)
FNIS not installed (FNISがインストールされていません)
FNISがインストールされていないのに、設定で“Run FNIS on Deployment Event (配置時にFNISを実行)”オプションを有効にした場合に表示されます。
この問題を解決するにはオプションを無効にするか、FNISをダウンロードしてインストールした後、対応するプラグインを有効にします。
FNISのダウンロードはこちらから: Skyrim LE版 Skyrim SE版
Loose files may not get loaded (ルーズファイルがロードされない可能性があります)
Loose files may not get loaded (ルーズファイルがロードされない可能性があります)
BSA/BA2アーカイブを利用するベゼスダ製のゲーム (エルダースクロール/Falloutシリーズ) を管理する場合、ゲームエンジンの奇妙なふるまいが原因でルーズファイル(展開されたMODファイル)のロードが阻害されうることを通知します。
CHECK FAILED:
Due to oddities in the game engine, some loose files will not get loaded unless we change the filetime on the vanilla BSA files. There is no drawback to doing this.
チェックに失敗:
ゲームエンジンの奇妙なふるまいが原因で、バニラのBSAファイルの時刻を変更しないと一部のルーズファイルがロードされません。この修正に副作用はありません。
この問題を解決するには、通知メッセージの“Fix (修正)”をクリックしてVortexにバニラのBSAファイルの時刻の変更を許可するだけです。この修正に副作用はないため、修正を許可することを強くお勧めします。
Failed to run tool (ツールの実行に失敗しました)
Failed to run tool (ツールの実行に失敗しました)
ツールの実行ファイルが見つからない時などに表示されます。
ERROR:
executable: C:\Games\steamapps\common\Skyrim Special Edition\skse64_loader.exe
error: Executable doesn't exist, please check the configuration for info tool.
エラー:
実行ファイル: C:\Games\steamapps\common\Skyrim Special Edition\skse64_loader.exe
エラー: 実行ファイルが見つかりません。示されたツールの設定を見直してください。
この問題に対処するにはツールの場所を再設定します。詳細についてはヘルプセンターの「Vortexにツールを追加するには?」を参照してください。
“プラグイン”と“MOD”のロードオーダーが重要な理由
原文:"Plugins", "Mods", and why Load Orders matter
原文の最終更新日:2018/09/26 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/20 (JST)
通常、VortexはLOOTに基づいてプラグイン一覧を自動的にソートします。LOOT (Load Order Optimisation Tool)はコミュニティによってキュレートされるロードオーダー管理ツールで、いまだ進化し続けるルールに従ってプラグイン一覧をソートするものです。LOOTはMODの競合を簡単に回避する手段の提供を目的としていて、MOD間の非互換性、要件の不備、利用可能なパッチなどを通知します。Vortexには標準でLOOTが組み込まれていて、ロードオーダーを自動的にソートすることで、競合を回避して安定したセットアップを実現します。
さらに、Vortexではプラグインだけでなくプラグインのグループにもルールを定義することができ、ロードオーダーをきめ細かく制御することができます。LOOTでサポートされないプラグインのルールを自分で定義すべき場合もあります。
ここでは、プラグインとMODとは何なのか、ロードオーダーとインストール順序がなぜ重要なのかについて説明します。また、MODレベルでの競合の解決方法と、Vortexの自動ソートが安定したロードオーダーを実現する理由についても説明します。
プラグインとMODのソート方法
プラグイン(*.esp/*.esm/*.esl)とはベゼスダ製ゲーム(エルダースクロール/Falloutシリーズ)で利用されるファイルで、ゲームエンジンによってロードされます。このファイルを使えば、たとえば錬金レシピの変更や追加のように、ゲーム本体のデータを修正したり新しいデータを追加したりできます。
プラグインの大半は*.esp形式のファイルで提供され、“Skyrim.esm”等のゲーム本体のデータを含むマスターファイル群に依存します。*.espファイルが依存するファイルは様々で、例えばSkyrimのDLC3つに依存する*.espファイルは、Skyrim.esmとDLCファイル、Dawnguard.esm, Dragonborn.esm, and HearthFires.esmに依存します。
MODの多くはプラグインファイル(*.esp)だけで構成されていて、ゲーム本体に含まれるデータを参照します。例えば、既存に衣装や対話を利用するNPC追加がこれに該当します。
プラグインファイルと一緒にアセットファイルが付属しているMODもあります。これには音声ファイル、テクスチャ、メッシュ、スクリプトなど様々なファイルが含まれています。これらのアセットはゲーム専用のアーカイブ(*.bsa/*.ba2)に圧縮されているか、フォルダに未圧縮のまま“ルーズファイル”として入っています。アセットは対応するプラグインと共にロードされます。
通常、有効化されたプラグイン(一覧で“オン”にされたプラグイン)は、“ロードオーダー”と呼ばれるによって決められた順序に従ってゲームエンジンによりロードされます。プラグインが別のプラグインに依存する場合、依存するプラグインの後にロードされる必要があるため、プラグインのロードオーダーはとても重要です。
また、プラグインとアセットを持つMOD、またはテクスチャパックのようにプラグインのないアセットだけのMODが同一のゲームファイルを参照することがあります。この場合、“インストール順”が後のMODが競合に“勝利”して、前のMODによる変更を上書きします。
プラグインとMODの一覧をソートする目的は、変更を必要最小限にとどめながら、ゲームを正常に安定して動作させることです。Vortexではルールを定義してプラグインのロードオーダーやMODのインストール順に影響を与えることができ、この種の競合の解決に役立ちます。
正しいロードオーダーとインストール順決定の実例
これが実際どういうことなのか、そしてなぜプラグインのロードオーダーとMODのインストール順が重要であるのか説明するため、Skyrim用の3つのMODを見ていきます。
- SkyTEST - Realistic Animals and Predators
ゲーム内の動物の振る舞いを変更し、新しい生き物を追加するMOD。
プラグインファイル(*.esp)とアセット(メッシュ/テクスチャ/サウンドの入った*.bsaアーカイブ)が付属しています。 - Hunterborn
動物からの戦利品の獲得方法をより複雑にするMOD。
プラグインファイル(*.esp)とアセット(メッシュ/テクスチャ/スクリプトのルーズファイル)が付属しています。 - Hunterborn SkyTEST Patch
上記2つのMODの“パッチ”と見なされるMODで、SkyTESTで追加された動物(ガチョウ/豚/羊/その他幼獣)でHunterbornの戦利品獲得システムを利用可能にするものです。
プラグインファイル(*.esp)とアセット(メッシュ/テクスチャ/スクリプトのルーズファイル)が付属しています。
この例では、上の3つのMODを組み合わせて、Hunterbornの機能とSkyTESTで追加された動物が一緒に動作するようセットアップします。
MODマネージャーがなければ、理屈上は次のように間違ったプラグイン・ロードオーダーになる可能性があります。
- Hunterborn-Skytest Patch.esp
- Hunterborn.esp
- SkyTEST-RealisticAnimals&Predators.esp
注意:これは間違ったロードオーダーの例で、起動時にクラッシュ(CTD)します。
このロードオーダーは動作しないため、経験の浅いモッダーはあれこれ悩むことになります。このロードオーダーで起動時にゲームがクラッシュ(CTD)する理由は、Hunterborn-Skytest Patch.espが他の2つのプラグインに依存しているからです。つまり、他の2つのプラグインはHunterborn-Skytest Patch.espの“マスター”であり、Hunterborn-Skytest Patch.espがロードされたときにそれらが見つからない場合、“マスター不足”エラーとなります。
このため、3つのMODと各プラグインを無理なく並べ替えるには、考慮すべきことがいくつかあります。
プラグインレベルで考慮すべきこと
“Hunterborn-Skytest Patch.espにはSkyTEST-RealisticAnimals&Predators.espとHunterborn.espの両方が必要”
ということはつまり、Hunterborn-Skytest Patch.espがロードされる際にロードオーダー上からSkyTEST-RealisticAnimals&Predators.espとHunterborn.espを探し、見つからなければ“マスター不足”エラーでSkyrimがクラッシュ(CTD)するということです。ロードされたプラグインが探すのは既にロードされたプラグインだけだという点に注意してください。たとえばHunterborn-Skytest Patch.espが17番目のスロットにロードされたとすると、マスターを探すのは0番から16番のスロットだけです。SkyTEST-RealisticAnimals&Predators.espとHunterborn.espよりも後にHunterborn-Skytest Patch.espをロードする必要があるのはこのためです。
MODレベルで考慮すべきこと
HunterbornとHunterborn SkyTEST Patchにはどちらにも同名のスクリプトファイル(_ds_hb_animals.pex と _ds_hb_animals.psc)が含まれています。つまり、2つのMODは互いに競合しています。
これはパッチ側がSkyTESTとの互換性を確保するためにHunterbornのスクリプトの一部を修正したためです。これら2つのMODは同じファイルを含んでいるので互いに競合しています。
先ほど説明したとおり、プラグインの場合は後にロードされた方が競合に“勝利”して以前のファイルを上書きしますが、この場合はSkyTESTで動くように修正されたスクリプトを持つパッチ側を優先する必要があります。
整理すると、Hunterborn SkyTEST Patchとそのプラグインは最後にロードされ、Hunterbonとの競合に“勝利”する必要があります。SkyTEST本体とHunterbon本体について言えば、どちらのMOD(プラグイン)が先にロードされようと関係なく、重要なのはどちらも有効であることと、パッチよりも前にロードされることです。
これからプラグインのロードオーダーの実現方法とHunterbornとHunterborn SkyTEST Patch間のMOD競合の解決方法、そしてVortexが安定したセットアップという目標達成に役立つ理由について見ていきます。
Vortexを使ったMOD競合の解決方法
Vortexには正しいインストール順序を実現するのに役立つ方法がいくつか用意されています。たとえば、Vortexはファイルの競合を検出して警告します。
これからVortexの手を借りてHunterbonとHunterborn SkyTEST Patchのインストール順を正しく設定する手順を説明します。
3つのMODをダウンロードしたら、“Uninstalled (未インストール)”ボタンをクリックしてMODをインストールします。これによってボタンの名前が“Disabled (無効)”に変化します。
3つのMODを有効にするには、“Disabled (無効)”と表示された灰色のボタンをクリックして“Enabled (有効)”状態に切り替えます。これにより、プラグイン一覧に対応するプラグイン(*.espファイル)が表示され、有効化できるようになります。
ヒント: ボタン横の矢印(▼)ボタンを押してドロップダウンメニューから“Enabled (有効)”を選ぶことで、インストールと有効化の手順をまとめて実行することができます。
3つのMODをインストールして有効にすると、画面右上の通知欄に“Unsolved file conflict (未解決のファイル競合)”警告が表示されます。
“More”をクリックすると“Unsolved file conflict (未解決のファイル競合)”ダイアログが表示され、MOD間の競合が通知されます。この例では、VortexがHunterborn SkyTEST PatchとHunterbornの競合が検出されています。
注意: “Hunterborn SkyTEST (.esp) Patch v1.5 v1.5”と“Hunterborn v1.5”は競合したMODの名前とバージョン番号を示しています。この例ではMODレベルでの競合が検出されています。
右下の“Show”をクリックすると、MOD一覧中の未解決の競合がハイライト表示されます。
Hunterborn SkyTEST (.esp) Patch v1.5の行にある赤い稲妻アイコンをクリックするとルールの設定ダイアログが表示されます。左側のドロップダウンメニューから“Load adter (後にロード)”というルールを選択し、右下の“Save”ボタンをクリックして設定を保存します。これでHunterbonの後にHunterborn SkyTEST Patchがロードされます。
重要: 新たに設定したルールを適用するには、ツールバーの“Deploy Mods (MODの配置)”ボタンを押してください。
MODレベルでの競合解決のためのルールは以上です。次に、プラグインのロードオーダーを正しくソートするのにVortexがどのように役立つか見ていきます。
Vortexによるプラグイン自動ソートの実例
上記で説明したとおり、この例で重要なのは、3つのプラグインのうちパッチが他の2つよりも後にロードされるべきという点だけです。従って、次のロードオーダーならどちらでも正しく動作するはずです。
ロードオーダーの例A | ロードオーダーの例B |
---|---|
SkyTEST-RealisticAnimals&Predators.esp | Hunterborn.esp |
Hunterborn.esp | SkyTEST-RealisticAnimals&Predators.esp |
Hunterborn-Skytest Patch.esp | Hunterborn-Skytest Patch.esp |
Vortexはパッチが他の2つのプラグインに依存していることを認識しているため、3つのプラグインが有効になっていれば、3つのプラグインを自動的にソートします。
プラグインを有効にするには、サイトバーの“Plugins (プラグイン”をクリックしてプラグイン一覧胃移動します。
灰色の“Disabled (無効)”ボタンをクリックするか、右の矢印(▼)をクリックして“Enabled (有効)”をクリックして、SkyTEST-RealisticAnimals&Predators.esp、Hunterborn.esp、Hunterborn-Skytest Patch.espの3つを有効にします。
自動ソートが無効の場合(ツールバー左のボタンで示されます)、“Sort now (今すぐソート)”をクリックしてVortexにプラグインをソートさせる必要があります。自動ソートが終わると、プラグインのロードオーダーは次のようになります。
オードオーダーの数字はインストールされているプラグインの数によって変わりますが、この例の3つのプラグインにとって重要なのは、Hunterborn-Skytest Patch.espがHunterborn.espとSkyTEST-RealisticAnimals&Predators.espよりも後にロードされることです。後から追加したプラグインがこれら3つのプラグインの間に割り込んでも何ら問題はありません。というのも、Hunterborn/SkyTESTよりも後にパッチがロードされるという関係性が維持される限り、連続して並ぶ必要はないからです。
これで終わりです! 3つのプラグインを正しい順序でロードしてMOD間の競合が解決すれば、Hunterborn-SkyTEST PatchのおかげでHunterbornの機能とSkyTESTの追加生物が共に動作するようになり、SkyTESTの追加生物からHunterbornのやり方で戦利品を獲ることができます。
VortexでファイルをロードするMODを選択する方法
原文:Pick and choose which files to load from which mod with Vortex
原文の最終更新日:2018/09/03 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
MODのファイルが競合する場合があります。つまり、2つの異なるMODが同じゲームファイルに変更を加える場合です。好例として2つのテクスチャMODが同じゲームのテクスチャを編集する場合が挙げられます。
これからSkyrimの鋼鉄の防具の色を変える2つのMODを例に説明します。
- Example Mod Steel Armor - Red
- Example mod Steel Armor - Green
どちらのMODも同じテクスチャを変更します。従って、2つのMODは互いに「競合」しています。個々のファイルレベルでの競合を解決しない場合、どちらのテクスチャセットを使用するか選ぶ必要があります。両方のMODをインストールしていても、最後にロードされたMODが前のMODを上書きするため、鋼鉄の防具の色は最後にロードされたMODがExample Mod Steel Armor - Redであれば赤、Example mod Steel Armor - Greenであれば緑になります。
ところで、個々のファイルレベルで競合を解決できるVortexを使えば、どのMODのテクスチャを使うか「選択する」ことができます。たとえば、兜/篭手/ブーツを赤に、鎧を緑に変えることができます。
ファイル毎の競合解決方法
上記の例を使って、同じテクスチャを変更する2つのMODのファイル競合の解決方法について説明します。ここでは全ての装備を赤または緑にするのではなく、兜/篭手/ブーツをExample Mod Steel Armor - Redの赤に、鎧をExample mod Steel Armor - Greenの緑にすると仮定しましょう。
競合するファイルを含む2つのMODをインストールすると、Vortexが画面右上の通知欄に“unsolved file conflict (未解決のファイル競合)”を通知します。
“More”をクリックすると“unsolved file conflicts (未解決のファイル競合)”ダイアログが表示され、MOD間の競合が表示されます。この例では、2つのMODによって同じテクスチャが編集され、互いに競合していることが正しく認識されていることが分かります。
UNSOLVED FILE CONFLICTS:
There are unsolved file conflicts. Such conflicts are not necessarily a problem but you should set up a rule to decide the priorities between there mods, otherwise it will be random (not really but it might as well be).
未解決のファイル競合:
未解決のファイル競合があります。こうした競合は必ずしも問題とはなりませんが、MODの優先順位を決定するルールを設定しないと結果はランダムとなります(正確には違いますが似たようなものです)。
右下の“Show (表示)”をクリックしてロードオーダーのMODの競合をハイライトします。
次に、どのMODを最後にロードするか、つまりどのMODが競合に「勝つ」かを決定するルールを設定します。この例では(しばらくこの例を使います)、緑のMODを最後にロードして赤のテクスチャを上書きしたいと考えています。後で兜/篭手/ブーツの例外を追加して目的を達成しますのでご心配なく。
Example Mod Steel Armor - Greenの赤い稲妻アイコンをクリックすると、ロードオーダーのルールを設定するダイアログが表示されます。
Example Mod Steel Armor - Greenを最後にロードさせる(競合に勝たせる)ため、左のドロップダウンリストで“Load after (後にロード)”を選んで“Save”をクリックします。
これで稲妻アイコンが緑色に変化します。これは2つのMODが同じファイルに対して編集を行うため依然競合があるものの、先ほど設定したルールに従って対処されたことを示しています。競合を解決するのはこのルール1つだけで十分で、もう一つのMODで逆のルールを設定する必要はありません(Example Mod Steel Armor - Redに対してExample mod Steel Armor - Greenの前にロードするルールを設定する必要はありません)。Example mod Steel Armor - Greenの行の稲妻の横にあるアイコンがオレンジ色に変化したことに注目してください。これはMODにルールが設定されていることを示しています。
ここまでの手順で、2つのMODの“Install order (インストール順)”列が次の様に表示されるはずです。インストール順はインストールされたMODの数で変化します(下図の例では4と5ですが、12と13になる場合もあります)。それはともかく重要なのは、一覧上で緑のMODが赤のMODの後に表示されていることです。
重要: 上のツールバーにある“Deploy Mods (MODの配置)”ボタンを押して新たに設定したルールを適用してください。
終わったら、好きな方法でSkyrimを起動します。たとえば、Vortexの画面左上にあるSkyrimタイルの“Play”ボタンをクリックします。
下図のように、ゲーム内の鋼鉄の防具は緑色になります。
ここまでは順調ですね! あと一歩です。ゲームを終了してVortexに戻ります。
現時点では、どちらのMODもロードオーダー上にあるものの、緑色の方の変更だけがゲームに影響を与えています。ですが私たちの望みは、選択的に両方のMODに変更をさせることです。先ほども言ったように、兜/篭手/ブーツを赤に、鎧を緑にしたいと考えています。
これを実現するには、Example Mod Steel Armor - Greenの行の緑色の稲妻アイコンをクリックしてダイアログを表示し、「Example Mod Steel Armor - Redよりも後にロードするルール」を設定します。
ハイライトされた“6 conflicting files (競合ファイル 6)”をクリックすると、2つのMODで編集されたファイルの競合が別ウィンドウに一覧表示されます。
“Edit individual files (ファイル毎の編集)”をクリックしてファイル毎の競合解決画面を表示します。ここではサンプルMODで提供された6つのテクスチャを見ていきましょう。
- steelarmor.dds (鎧)
- steelboot.dds と steelboots.dds (ブーツ)
- steelgauntlets.dds (篭手)
- steelhelmetheavy.dds と steelhelmetlite.dds (兜2種類)
最後にロードするのは緑のMODなので、VortexはデフォルトでExample Mod Steel Armor - Greenからすべてのテクスチャを取り出し、鋼鉄の防具はすべて緑色になります。
Use this dialogue to select which mod should provide a file.
The mod marked as "Deafult" is the one that will provide the file based on current mod rules, if you make no change.
Please try to minimize the number of overrides you set up here. Use mod rules to order entire mods.
This lists only the files in the selected mod that aren't exclusive to it.
このダイアログを使って、どのMODからファイルを取得するかを選択します。
"Default"マークのMODは、変更がない場合にMODのルールに基づいてファイルを取得するものです。
ここでは設定の上書きの数を最小限に抑えてください。MOD全体のルールについてはMODルールを使ってください。
この一覧には、選択されたMODにのみ存在するファイルは表示されません。
兜/篭手/ブーツを赤に、鎧を緑にするには、Vortexにsteelarmor.dds以外をExample Mod Steel Armor - Redからロードさせる必要があります。そのためには以下のようにsteelarmor.dds以外のテクスチャのドロップダウンメニューでExample Mod Steel Armor - Redを選択します。
右下の“Save”をクリックして変更を確認した後、ルールを設定したダイアログでもう一度“Save”をクリックします。
インストール順序/MOD一覧を見ると、Example Mod Steel Armor - Redの行に感嘆符が表示されているはずです。その上にマウスを移動すると“This mod has files override the install order (このMODにはインストール順序を上書きするファイルがあります)”というツールチップが表示されます。
これは緑のMODを赤のMODの後にロードするよう設定されているにもかかわらず、Example Mod Steel Armor - Redにその順序と異なるファイルがあることを示しています。
現時点の設定で、VortexはMODのファイルを次のように配置します。
- Example Mod Steel Armor - Red - 防具全体が赤に変更される
- Example Mod Steel Armor - Greenからsteelarmor.ddsを取得する。これで鎧が緑に変更される
- その他のテクスチャはExample Mod Steel Armor - Redのものが維持される。残りの防具は赤のままとなる
重要: 上のツールバーにある“Deploy Mods (MODの配置)”ボタンを押して新たに設定したルールと例外を適用してください。
もう一度ゲームを起動します。上記の手順を踏んだ場合、鋼鉄の防具は次のように見えるはずです。
お疲れ様でした!
上記の例以外にも、この手順は複数のテクスチャリプレーサーを使う場合、例えば複数の植物テクスチャを使い分けるような場面で特に便利です。
ユーザーインターフェース: 概要
原文:User Interface: Overview
原文の最終更新日:2018/09/26 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/19 (JST)
Dashboard (ダッシュボード)
さまざまなダッシュレットを表示するVortexの中心となる部分で、MODツール、新着ファイル、サイトニュースなどに素早くアクセスできます。
ダッシュレットの管理
ダッシュレットの右上にあるXボタンの左のアイコンをドラッグすると、ダッシュレットを移動できます。ダッシュレット右上のXボタンをクリックするか、設定画面でダッシュレット/ウィジェットの表示を切り替えることで、ダッシュレットを無効にできます。
ToDo List Dashlet (ToDoリスト・ダッシュレット)
“Let’s get you set up (設定しよう)”のラベルの付いたダッシュレットでは、Vortexで管理されたゲームが簡単にセットアップできます。
- “Introduction Video” - Vortexの基本を説明する紹介動画を再生します。注意点ですが、Gopherによる動画シリーズの一部は内容が古い場合があります。
- “Handle Nexus Links” - “Yes”にすると、Nexus Modsのファイルページ上の“Mod Manager Download”ボタンからのダウンロードがすべてVortexによって処理されます。“No”をにすると、Vortexはリンクを処理しません。
- “Profile Management” - VortexのMODプロファイル機能を切り替えます。
- “View Advanced Settings” - より多くのオプションが利用できる上級者モードを切り替えます。
- “Scan for missing games” - ハードディスク上からVortexのサポートするゲームを自動的に見つけるゲーム検索を起動します。
- “FNIS Integration” - Skyrim LE/Skyrim SE専用。対応する“Automation”設定を切り替えます。有効にすると、MODを配置する際に自動的にFNISの更新(GenerateFNISforUsers)を行います。
Starter Dashlet (スターター・ダッシュレット)
このダッシュレットを使ってさまざまなモッディングツールに素早くアクセスできます。ゲームによっては事前定義されたツールがいくつか存在しますが、事前定義されていない独自のモッディングツールも簡単に追加して素早くアクセスできます。
Recently Managed (最近使ったゲーム)
最近Vortexで管理したゲームの候補一覧です。ゲーム上の“Activate”をクリックするとゲームモードが切り替わり、管理中のゲームに設定されます。
右上のプラス(+)をクリックすると、ゲームのメタデータと、対応するゲームフォルダ/MODフォルダ/Nexus Modsのページを開くオプションが表示されます。また、ここでゲームの場所を手動で変更することもできます。
New Files (新着ファイル)
新着ファイルダッシュレットでは、現在Vortexで管理中のゲームにアップロードされた最新のMODをチェックできます。ダッシュレットにはMODカテゴリ、ヘッダーイメージ、MOD名(ファイルページへのリンクも兼ねる)、簡単な説明、それにENDORSEとダウンロード数の合計が表示されます。
Latest News (最新ニュース)
VortexからNexus Modsのニュース、プレゼント企画、MOD制作者のインタビューといった最新の情報をチェックできます。
Changelog (変更履歴)
現在使用中のVortexのバージョンでの新機能に関する情報が表示されます。また、“Previous”/“Next”をクリックして過去の/新しいバージョンの変更履歴を表示できます。
Navigation Area (ナビゲーションエリア)
Vortexのナビゲーションは左側のナビゲーションエリアによって容易になっています。ナビゲーションエリアを折りたたんでメインウィンドウのスペースを広げることができます。ナビゲーションエリアを折りたたむには左下隅にある矢印ボタンを押すだけです。
ナビゲーションエリアはGeneral(一般)とModsの2つのサブグループに分かれています。
Extensions (拡張機能)
Vortex拡張機能の一覧です。拡張機能を個別に有効化/無効化できます。
拡張機能とは、Vortex本体の機能を妨げることなく機能を拡張するモジュールです。これによって私たち、そしてもちろんユーザが新たなゲームの管理、新たな種類のMOD、ツールの追加といったオプションの追加モジュールを作成することができます。
拡張機能をインストールするには、下のドロップゾーンにファイルをドラッグアンドドロップします。
Profiles (プロファイル)
このセクションは設定でプロファイル管理が有効な場合にのみ表示されます。プロファイル管理を有効にするには Settings > Advanced > Enable Profile management を有効にします。
ここでは指定されたゲームのために別のMODの組み合わせを持つ新しいプロファイルを作成できます。プロファイルに名前を付け、プロファイル固有のセーブデータ/ゲーム設定を管理するかどうかを指定できます。
プロファイルの切り替えはとても簡単で、有効にするプロファイルの“Enable”ボタンをクリックするだけです。これでVortexはプロファイルに保存されたMOD一覧を正確に配置します。これはキャラクター毎に別々のMOD一覧を使いたいときなどに便利です。
Downloads (ダウンロード)
ダウンロードしたすべてのMODが一覧に表示されます。ここには“Mod Manager Download”ボタン経由で直接ダウンロードしたMODと、画面下部のドロップゾーン(“Drop URL(s) or File(s)”)にドラッグアンドドロップしたMODアーカイブが含まれます。
ダウンロード一覧はファイル名、名前(MOD名)、ゲーム、ダウンロード日時、ファイルサイズ、ダウンロード進捗でソート/フィルタリングできます。右の“Actions”の隣にある歯車アイコンをクリックすると、各ソートオプションを有効化/無効化できます。
ドロップゾーン(“Drop URL(s) or File(s)”)とダウンロード一覧の間にあるボタンを使って、すべてのダウンロードを表示するのか、まだインストールされていないダウンロードだけを表示するのかを素早く切り替えられます。
ダウンロードしたMODは、ダウンロードセクション内の“Install”ボタンをクリックして簡単にインストールできます。
Games (ゲーム)
ここには現在Vortexで管理中のゲーム、ハードディスク上に検出されたゲーム、そしてVortexがサポートするゲームの完全な一覧が表示されます。
左上のボタンをクリックすると、ハードディスクにインストールされたゲームのクイックスキャンが行えます。
右上のボタンを使ってリストビューとグリッドビューの切り替えが行えます。
グリッドビュー (デフォルト) |
|
リストビュー |
“Managed (管理中)”のゲームでは、ゲームプレビュータイル上の“Activate”(リストビューのチェックマークに対応)を使ってゲームモードを切り替えて、ゲーム毎のMODの追加や管理が行えます。
グリッドビューで右上のプラス(+)をクリックすると、ゲームのメタデータとゲームのルートディレクトリ/MODフォルダ/Nexus Modsページへのクイックリンクを含むコンテキストメニューが表示されます。ここではゲームの場所を手動で設定したり、Vortexで表示されないように“Hide (隠す)”ことができます。
リストビューでは右側にプラス(+)があります。
隠したゲームを再表示するには、ツールバーの“Quickscan”の横にある“Show Hidden Games”ボタンをクリックします。
“Discovered (検出済み)”にはクイックスキャンなどを使ってハードディスク上で検出されたゲームが表示されますが、まだVortexの管理下にありません。
ゲームを管理するには、ゲームプレビュータイルの中央にある“Manage”ボタン(リストビューのチェックマークに対応)をクリックするだけです。
“Supported (サポート済み)”にはVortexが管理できる全ゲームの一覧が表示されます。管理中/検出済みのゲームはこの一覧に表示されない点に注意してください。ゲームのスキャンを実行しない場合、ゲームプレビュータイル中央の“Manually Set Location”ボタン(リストビューのチェックマークに対応)をクリックしてゲームの場所を手動で設定できます。
Support (サポート)
Nexus ModsヘルプセンターのVortexページを開き、Vortexのドキュメントに素早くアクセスしたり、FAQなどから答えを見つけることができます。このヘルプはブラウザから見ることもできます。
https://help.nexusmods.com/category/46-vortex (和訳はこのページ)
Settings > Interface (インターフェースの設定)
Language (UIの言語)
“English”またはNexus ModsからダウンロードしたVortex翻訳ファイルの言語を選択します。Vortex翻訳ファイルを使う場合、“C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Vortex\”に展開してVortexを再起動すると、ドロップダウンリストに翻訳言語が表示されます。
- “Custom Window Titlebar (独自のウィンドウタイトルバー)” : タイトルバーの形状を切り替えます。オンにするとVortex独自のタイトルバーが、オフにするとWindows標準のタイトルバーが表示されます。変更した場合はVortexの再起動が必要です。
- “Enable Desktop Notifications (デスクトップ通知の有効化)” : デスクトップへの通知の可否を切り替えます。オンにするとダウンロード時などに画面の右下にメッセージが表示されます。
Advanced (高度な設定)
- “Enable advanced mode (上級者モードの有効化)” : 上級者モードを有効にします。初心者には難しい上級者向け機能の使用可否を切り替えます。デフォルトはオフです。上級者向けの機能にはサイドメニューの“拡張機能”セクション、プラグインの依存関係設定のクイックモード、リストビューでの発見済みのゲームのパス変更機能が含まれます。
- “Enable Profile management (プロファイル管理の有効化)” : オンにするとサイドメニューの“Profiles”からプロファイルが管理できます。デフォルトはオフです。
- “Deploy mods immediately when they get enabled (有効化したMODを即座に配置)” : MODを有効化したときに自動的にDeploy(配置)するかどうかを切り替えます。デフォルトはオンです。
- “Automatically run FNIS on every deployment (配置時にFNISを自動実行)” : Skyrim LE/Skyrim SE専用です。オンにすると、VortexがMODをDeploy(配置)するたびにFNIS(GenerateFNISforUsers)を実行し、アニメーションファイルとビヘイビアファイルを適切に更新します。
FNISのダウンロードはこちらから: Skyrim LE版 Skyrim SE版
上級者モードでは経験豊富なユーザーにとって便利な機能が使えますが、初心者が混乱したり間違って使って動かなくなる可能性があるので、これらのオプションはデフォルトでオフになっています。
Settings > Vortex (Vortexの設定)
Multi-User Mode (マルチユーザーモード)
Vortexの設定/MOD/プロファイル等をPCのユーザー毎に分けて管理するかどうかを切り替えます。
- “Shared (共有)” : データは全ユーザー共通となり、すべてのユーザから見える場所に保存されます。これにはNexus Modsのログイン情報やVortexへの入力データが含まれる点に注意してください。
- “Per-User (ユーザー毎)” : データはユーザー毎に分けて保存されます。
“Per-User”から“Shared”に切り替えても元のデータは維持されますので、後で戻すことができます。
Update (自動更新)
- “Stable (安定板)” : 誰もが使える安定板のアップデートのみを提案します。
- “Testing (テスト版)” : まだ安定していないテスト版のアップデートも提案します。
- “No automatic update (自動更新しない)” : Vortexの自動更新機能が無効化されます。
訳注: ベータ版のcustom install location版では自動更新がサポートされないので、“No automatic update (自動更新しない)”を選んでください。
Settings > Mods (MODの設定)
Install Path (インストールパス)
現在管理中のゲームでダウンロードまたはインストールしたMODを格納するパスを設定します(訳注:恐らく原文の誤りで、ダウンロードしたMODの格納パスはDownload Pathで設定します)。
デフォルトのパスを使いたくない場合やハードリンクを使うためにゲームと同じドライブを使いたい場合は、この設定でパスを変更できます。
新しいパスの確認が終わると既存のファイルは自動的に新しい場所に移動されます。
新しいパスに書き込み権限があることを確認してください。
Vortexのアプリケーションディレクトリは使わないでください!
パスの指定では次の“変数”が使用できます。
- {GAME} : ゲームの識別子に置き換えます (例: skyrimse)
- {USERDATA} : 書き込み権限が保証されたプラットフォーム依存のデータディレクトリに置き換えます
(例: C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Vortex)
たとえば、ゲームをSkyrimに切り替えてパスに“D:\vortex_mods\{GAME}”を指定した場合、実際のパスは“D:\vortex_mods\skyrim”となります。
Deployment Method (配置方法)
ゲームディレクトリへのMODファイルの配置方法を選択します。
- “Hardlink Deployment (ハードリンクで配置)” : ハードリンクを使って設置します。
訳注: Install Pathとゲームディレクトリのドライブが同一である必要があります。 - “Move Deployment (移動して配置)” : 実際にファイルを移動して配置します。この機能は実験段階です。利用は自己責任でお願いします。
Vortex画面のヘルプからの補足:
“Hardlink Deployment (ハードリンクで配置):
ファイルシステムには次の2つの保存場所があります。
- ファイル名/アクセス権限/作成日時/更新日時などを含むインデックス
- ファイルの実データ
ハードリンクは、元のデータと同じデータを参照する2つ目のインデックスを作成することにより動作します。2つ目のリンクは本格的なインデックスであるため、リンク作成後に“オリジナル”と“リンク”間の差異は生じません。
利点:
- 全アプリケーションとの完全な互換性
- パフォーマンスの劣化なし
- 幅広いOSとファイルシステムのサポート
欠点:
- MODとゲームが同じパーティション(ドライブ)にある必要がある
- ハードリンクの“互換性の高さ”ゆえ、多くのアプリケーションがオリジナルとリンクを別個のファイルとして扱います。バックアップソリューションやディスク容量測定ツールがこれに該当し、しばしばリンクを実コピーとして見なします。
“Move Deployment (移動して配置)”:
この配置方法はリンクを使わず、実際にファイルを移動して配置します。
元の場所に配置された全ファイルのlnkファイルを作成することで配置の解除を可能にします。
利点:
- ゲームとの完全な互換性
- パフォーマンスの劣化なし
- 完全なOS/ファイルシステムのサポート
欠点:
Settings > Download (ダウンロードの設定)
Handle 'Mod Manager Download' buttons on NexusMods.com (ダウンロードリンクのハンドリング)
Nexus Modsのファイルページにある“Mod Manager Download”リンクの処理を有効化します。
Chrome Fix (Chromの修正)
Google Chromeブラウザをお使いの場合、外部プログラム(Vortex)が“Mod Manager Download”リンクを処理できるようChromeの設定に修正を加えます。Chromeブラウザを使わない場合、この修正は不要です。
Vortex画面のヘルプからの補足:
Chromeでは、Chromeが認識しないプロトコルを外部プログラムで処理するために設定ファイルを変更する必要があります。Nexus Modsサイトの緑色の“Mod Manager Download”ボタンがこれに該当します。
この変更を適用できるのはChromeのすべてのインスタンスがすべて閉じている場合のみです。それ以外の場合は一見動作するように見えても、Chromeが終了すると変更がリセットされます。明確にしておきますが、ここで変更するのは nxm:// リンクサポートの有効化だけで、他は一切修正しません。
Chromeに慣れていて手動で設定したい場合、“C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Preferences”を開いて“protocol_handlers”の下にある“exclude_schemes”を見つけて、「"nntp": true,」の行の下に「"nxm":false,」を追加します。記号の間違いや不足は許可されませんので、ファイル形式を壊さないように注意してください。
Download Path (ダウンロードパス)
VortexがダウンロードしたMODの格納パスを変更します。
Download Threads (ダウンロードスレッド)
サーバーへのダウンロードリクエストの並列度を変更できます。この設定の効果はダウンロード速度次第で、お使いのインターネットサービスプロバイダ/ルーター/リクエスト毎のダウンロード速度上限に依存します。
注意: ダウンロードスレッド数が変更できるのはNexus Modsのプレミアムメンバーだけです。それ以外の場合は常に1となります。
Meta Server (メタサーバー)
メタデーター(MODに関する付加情報)を提供するメタサーバーを複数追加できます。Nexus ModsからダウンロードされたMODでは標準でこのデータが提供されますが、サードパーティーがダウンロードサーバーを追加した場合、ダウンロードしたMODのメタデーターがここから提供されることになります。
Settings > Games (ゲームの設定)
Search Paths (検索パス)
Vortexがゲームを検索するパスを指定します。“Reset”ボタンをクリックするとデフォルトのディレクトリ(通常は C:\)が設定されます。
Settings > Workarounds (回避策の設定)
一部のゲームでは回避策のオプションが提供されます。たとえばFallout New Vegasでは、Archive Invalidationの無効化に類似した機能であるBSAリダイレクトオプションが追加されます。
Settings > Theme (テーマの設定)
フォント、ヘッダーサイズ、カラースキームといったVortexのテーマに関する項目を自由に調整してカスタマイズできます。
まずは“Clone”ボタンをクリックしてデフォルトテーマを複製します。新しいテーマの名前を入力してもう一度“Clone”をクリックします。
これで新しいテーマを自由に編集できます。フォント、フォントサイズ、マージン、ヘッダー、カラースキームなどを自由に調整してください。デフォルトに戻すにはテーマのドロップダウンメニューかで“default”を選んでください。
テーマを削除するには、テーマを選んで“Clone”の隣にある“Remove”をクリックします。
Mods
ここはMOD管理の中心となる場所で、MODの整理に必要なツールや情報に素早くアクセスできます。
Toolbar (ツールバー)
- “Install From File (ファイルからインストール)” : アーカイブを選択してMODをインストールします。
- “Check for mod updates (MOD更新チェック)” : インストールされたMOD(無効なMODも含む)を素早くスキャンして、ダウンロード可能な新バージョンの有無を通知します(以下は通知の例)。
- “Categories (カテゴリ)” : カテゴリ管理ダイアログを開き、カテゴリ名の変更/並べ替え/追加が行えます。MODカテゴリはMODの整理に役立ちます。MODグループはプラグイン個別のルールよりも広い範囲でプラグインの競合を解決するためのものですので、MODカテゴリとMODグループを混同しないでください。
- “Deploy Mods (MODの配置)” : 現在有効なMODをゲームに配置します。自動配置の設定が無効な場合、MODを有効化したりルール/上書きを設定したときには必ずこのボタンを使う必要があります。
- “Purge Mods (MODのパージ)” : (上級者モードでのみ有効) パージは配置の反対で、Vortexが配置時にインストールしたリンクをすべて削除します。これは破壊的で有害な操作ではなく、“Deploy Mods”をクリックして簡単に元に戻すことができます。
- “Import from NMM (NMMからのインポート)” : Nexus Mod ManagerからMODの設定をインポートします。サポートするNMMのバージョンはv0.63のみです。詳細については「他のMODマネージャーからVortexへの移行について」を参照してください。
- “Import from MO (MOからのインポート)” : Mod OrganizerからMODの設定をインポートします。詳細については「他のMODマネージャーからVortexへの移行について」を参照してください。
- “Configure FNIS (FNISの設定)” : “Automatically run FNIS on every deployment (配置時にFNISを自動実行)”の設定が有効な場合に利用するFNISパッチを選択します。
- “Open in File Manager (ファイルマネージャーで開く)” : ゲーム毎のVortexのMODフォルダを開きます。
Table Headers (表ヘッダー)
- “Status (状態)” : 有効/無効/未インストールのMODをフィルタリングします。
- “Mod Name (MOD名)” : MOD名でソート/フィルタリング/検索します。
- “Version (バージョン)” : アップデートが可能なMODをフィルタリングします。
- “Author (作者)” : 作者名(Nexus Modsサイトの'Created by'に指定された名前)でソート/フィルタリングします。
- “Installation Time (インストール日時)” : 大まかなインストール日時でフィルタリングします。フィルタリングするMODのインストール日付を選択します。“イコール(=)”をクリックすると“大なりイコール(≥)”、“小なりイコール(≤)”に切り替わり、選択した日付以降、日付当日、日付以前でフィルタリングできます。
- “Source (ダウンロード元)” : MODのダウンロード元でフィルタリングします。ダウンロード元が不明の場合は“None”と表示されます。
- “Category (カテゴリ)” : MODのカテゴリ(Nexus Modsのゲーム毎のカテゴリ)でフィルタリングします。一覧にはMODに設定済みのカテゴリだけが表示されます。
- “Endorsed (ENDORSE状況)” : MODへのENDORSE状況でフィルタリングします。
- “Install Order (インストール順序)” : Vortexによってロードされる順序でMODを並べ替えます。数字が大きいほど後にロードされます。
- “Dependencies (依存関係)” : 他との競合があるMODをフィルタリングします。
- “Conflict (競合)” : ルール/ファイル毎の上書きで競合が解決されたMOD(緑の稲妻アイコン)
- “Unsolved (未解決)” : 競合が未解決のMOD(赤の稲妻アイコン)
- “Highlight (ハイライト)” : 列中のアイコンをクリックして色やアイコンを選択することで、MODを視覚的に強調表示できます。
- “Actions (操作)” : MODの状態(Never installed/Enabled/Disabled)に応じた標準操作を表示します。矢印マークをクリックしてドロップダウンメニューから操作を選ぶことができます。
- “Cog icon (歯車アイコン)” : 表ヘッダに表示する列を切り替えます。
Get more mods button (MODの入手ボタン)
現在管理中のゲーム用のNexus Modsサイトを開きます。
Dropzone (ドロップゾーン)
MODのアーカイブをここにドラッグアンドドロップしてMOD一覧にMODを追加できます。ドロップゾーン右上の矢印ボタンを押して隠すことができます。
Plugins (プラグイン)
Toolbar (ツールバー)
- “Autosort enabled/disabled (自動ソート有効/無効)” : 自動ソートの可否を切り替えます。無効にすると、隣の“Sort now (今すぐソート)”ボタンをクリックしない限りプラグインリストはソートされません。
- “Sort now (今すぐソート)” : LOOTおよび定義されたルールに従ってプラグインリストをソートします。自動ソートが有効の場合、自動的にソートされる点に注意してください。
- “Manage Rules (ルールの管理)” : ルール管理ダイアログを開いて、ユーザー定義のプラグインソートルールを設定できます。
- “Manage Groups (グループの管理)” : グループ管理ダイアログを開き、プラグイン固有のルールよりも広範囲なMODの競合解決を行います。
Table Headers (表ヘッダー)
- “Status (状態)” : 有効/無効/エンジンによってロードのMODをフィルタリングします。
“Loaded by engine (エンジンによってロード)”とは、ゲームにとって必須で無効化できないプラグインを指します(Skyrim.esm, Update.esmなど)。
- “Name (名前)” : プラグイン名でフィルタリングします。
- “Mod” : プラグインに対応するMOD名で並べ替えます。
- “Mod Category (MODカテゴリ)” : プラグインに対応するMODのカテゴリ(アルファベット順)で並べ替えます。
- “Flag (フラグ)” : フラグでフィルタリングします。
名前 | アイコン | 説明 |
---|---|---|
Master (マスター) | “マスターファイル”を表示します。*.esmファイル、ファイルヘッダーにマスターファイルフラグを立ててesmのふりをした*.espファイル、ライトマスターと呼ばれる*.eslファイルを表示します。 | |
Light (ライトマスター) | “ライトマスター”を表示します。*.eslファイルと、ファイルヘッダーにライトマスターフラグを立てた*.espファイルを表示します。 | |
Native (ネイティブ) | エンジンによってロードされ、ロードオーダーが変更できないプラグインを表示します。 | |
Dirty (クリーニング要) | LOOTに“クリーニングが必要”と判断されたプラグインを表示します。(クリーニングについてはこちらを参照) | |
Don't Clean (クリーニング不要) | N/A | 未使用 |
- “Load Order (ロードオーダー)” : ロードオーダー順(または逆順)に並べ替えます。プラグインは一覧に表示された順ではなく、数字(0,1,2,...)で示された順序でロードされる点に注意してください。
- “Mod index (MODインデックス)” : MODインデックスで並べ替えます。
- “Group (グループ)” : グループでフィルタリング/並べ替えます(アルファベット順)。
- “Dependencies (依存関係)” : この列のアイコンを使ってプラグイン毎のルールを設定できます。コネクタ(アイコン)をクリックして別のコネクタにドラッグ、またはコネクタアイコンをクリックして“Edit”を選ぶと、“Set rules (ルール設定)”ダイアログが表示されます。複数のプラグインを選択して“load after (後にロード)”ルールをまとめて設定することもできます。
アイコン | 説明 |
---|---|
このプラグインにはルール/依存関係が設定されていません。クリックして別のコネクター(同じアイコン)にドラッグしてルールを設定します。 | |
このプラグインにルールが設定されているか、LOOTからの情報があります。アイコンをクリックするとLOOT空の追加情報(プラグインの非互換性など)が表示されます。 |
- “Cog icon (歯車アイコン)” : 表ヘッダに表示する列を切り替えます。
Save Games (セーブデータ)
ここではゲームのセーブデータを管理します。
セーブデータを簡単に見つけられるよう、セーブゲームID、キャラクター名、キャラクターのレベル、ゲーム内の場所、ファイル名、作成日時でフィルタリングできます。
右上の“Actions”の横にある歯車アイコンをクリックすると、表示する列を切り替えられます。
“Actions (操作)”列では“Delete (削除)”と“Restore Save Game Plugins (セーブデータのプラグイン回復)”が選べます。後者はセーブデータで使用中のプラグインをプラグイン一覧に回復(有効化)するもので、あるMODを試した後に設定を元に戻したいときに役立ちます。
ツールバーの“Transfer Save Games (セーブデータの転送)”ボタンを使いと、別のMODプロファイルから現在のMODプロファイルにセーブデータをインポートすることができます。
セーブデータをインポートするには、“Transfer Save Games (セーブデータの転送)”をクリックしてインポート元のプロファイルを選択し、インポートするセーブデータの“Actions (操作)”列にある“Import (インポート)”をクリックします。
“Import Savegames (セーブデータのインポート)”ダイアログが表示され、データを現在のプロファイルに移動するかコピーするか選ぶことができます。
“Move (移動)”を選ぶと、セーブデータがインポート元のプロファイルから現在のプロファイルに移動され、元のプロファイルから完全に削除されます。“Copy (コピー)”を選ぶと、元のプロファイルのセーブデータを維持して現在のプロファイルに複製されます。
ロードオーダーの管理: プラグインルールとグループルール
原文:Managing your Load Order: Plugin Rules vs. Group Rules
原文の最終更新日:2018/09/19 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/20 (JST)
Vortexでは、あるプラグインと他のプラグインのロードオーダーの関係を決定するためのルールを定義できます。
Skyrimのロードオーダーを例に説明します。ここではExample Mod 1とExample Mod 2よりも前にMy Mod A、My Mod B、My Mod Cをロードさせるものと仮定します。
これを実現するには、プラグイン毎のルールを定義する方法と、プラグインのグループにルールを定義する方法の2つがあります。ここではそれぞれの方法でルールを設定する手順について説明します。
プラグイン毎のルールの設定
先に示した目標(Example Mod 1とExample Mod 2よりも前にMy Mod A、My Mod B、My Mod Cをロードする)を実現する方法の1つに、プラグイン毎に6つのルールを設定する方法があります。設定するには、プラグインツールバーの“Manage Rules (ルールの管理)”ボタンをクリックして“Set Rules (ルールの設定)”ダイアログを表示します。
- “Select Plugin... (プラグインの選択)”ドロップダウンメニューからExample Mod 1.espを選択します。
- 真ん中のドロップダウンメニューをクリックして“Must Load After (後にロードすべき)”ルールを選択します。
- 右のドロップダウンメニューからMy mod A.espを選択し、“Add (追加)”をクリックして新しいルールを追加します。
次に、右のドロップダウンメニューをMy Mod B.espとMy Mod C.espに変更して、先ほどと同様にルールを追加します。
今度は左のドロップダウンメニューをExample Mod 2.espに変更して同じ手順を繰り返します。ここまでの手順が終わると、次のような6つのルールが定義されるはずです。
右下の“Close”ボタンを押してダイアログを閉じ、ツールバーの“Sort now (今すぐソート)”ボタンを押してプラグインをソートします。
設定した6つのルールによって、当初の目標どおりExample Mod 1とExample Mod 2よりも前にMy Mod A、My Mod B、My Mod Cがロードされます。
ですが、Vortexのグループ管理機能を使えばより大きな枠組みでルールを設定でき、ルールの設定数を減らすことができます。
グループを使ったプラグインのソート
先ほどと同様に、Example Mod 1とExample Mod 2よりも前にMy Mod A、My Mod B、My Mod Cをロードするものと仮定します。それではVortexのグループ管理ツールを使ってこれを実現する方法について説明します。
ツールバーの“Manage Groups (グループ管理)”ボタンをクリックします。
すべてのプラグイングループを管理する“Groups (グループ)”画面が表示されます。グループのノードとノード間を繋ぐ矢印付きのリンクは、同じグループに割り当てられたプラグインのロードオーダーの相対関係と順序性を視覚的に表現しています。
グループ画面の操作方法
※訳注:操作説明が実態に合わないため、実際のアプリの動作に合わせて訂正しました。
- マウスホイール : ズームイン/ズームアウト
- 余白で左ドラッグ : ビューのスクロール
- 余白で右クリック : サブメニューの表示
- “Add Group (グループの追加)” : 名前を付けて新しいグループを追加
- “Layout (レイアウト)” : デフォルトの表示に戻す
- “Reset... (リセット)” : “Reset Customisations (カスタマイズのリセット)”ダイアログの表示。事前定義グループをデフォルトに戻したり、カスタムグループを削除したりする
- Ctrlを押してグループノードの中点を左ドラッグ : 別のノードにドロップしてルールを定義
- グループノードを左ドラッグ : ノードの移動 (利便性を考慮して、ダイアログを開きなおすとデフォルトのレイアウトにリセットされる)
- リンクを右クリック : サブメニューの表示
- “Remove (削除)” : リンクの削除 (注:マスターリストのルールを示すグレーのリンクは削除できない)
グループ画面への理解を深めるため、ロードオーダーの連鎖の最後の方を見てみましょう。
これは“SkyProc Unified Manager”グループに割り当てられたプラグインはすべて“Reproccer Patches”グループよりも前にロードされ、以降“"Post-Reproccer Patches”グループ、“Maps & LOD”グループのプラグインが順にロードされることを示しています。
今回の目標を達成するため、My Mod A、My Mod B、My Mod Cを割り当てるグループと、Example Mod 1、Example Mod 2を割り当てるグループを作成する必要があります。
新しいグループを作成するには、余白を右クリックして“Add Group (グループの追加)”を選びます。
グループ名を入力します。ここではMy Mod A、My Mod B、My Mod Cを割り当てるため、“My Mods A/B/C”としましょう。
右下の“Add”ボタンをクリックすると新しいグループが作成されます。ビューがズームアウトされ、作成した新しいノードが現れます。
同じ手順(余白右クリック > Add Group > 名前の入力 > Add)を繰り返して“Example Mods 1 and 2”グループを作成します。
ここまで終わったら、Ctrlキーを押しながら“My Mods A/B/C”ノードの中心を左ドラッグして“Example Mods 1 and 2”ノードに接続します。
新しい2つのグループノードは上図のようになります。これでロードオーダーに関する限り、“My Mods A/B/C”グループに割り当てられたプラグインが“Example Mod 1 and 2”グループのプラグインよりも前にロードされるよう設定されました。
注意:
新しいグループノードと他のノードをリンクすることもできます。例えば“default”ノードから“My Mods A/B/C”にリンクを設定して、“My Mods A/B/C”と後続のグループを“default”よりも後にロードすることもできますが、こうする必要は全くありません。
ここで設定したルールは次のようなものです。
“My Mods A/B/C”グループのプラグインは“Example Mod 1 and 2" group”よりも前にロードする必要がある。この規則が適用される限り、他のグループとこの2つのグループとの関係については不問とする。
これはまさに望み通りなので、グループ画面を閉じて設定を完了します。
残るはグループへのプラグインの割り当てだけです。プラグイン一覧でExample Mod 1.espをダブルクリックしてプラグイン詳細を画面右側に表示し、グループドロップダウンメニューから先ほど作成した“Example Mod 1 and 2”を選択します。
ヒント: 最近作成されたグループが一覧の末尾に表示されます。また、ドロップダウンメニュー新しいグループ名を入力してEnterを押すか名前をクリックすることで、新しいグループを作成することもできます。
同じ手順を繰り返して次のようにグループを割り当てます。
プラグイン | 割り当てるグループ |
---|---|
My Mod A.esp | My Mods A/B/C |
My Mod B.esp | My Mods A/B/C |
My Mod C.esp | My Mods A/B/C |
Example Mod 1 | Example Mod 1 and 2 |
Example Mod 2 | Example Mod 1 and 2 |
グループにプラグインを正しく割り当てたら、ツールバーの“Sort now (今すぐソート)”ボタンを押してプラグインをソートします。設定したグループルールに従って5つのプラグインが次のように並ぶはずです。
プラグイン毎に6つのルールを設定することなく、大まかなグループルールを使って同じ目標が達成できました!
この手法ではプラグイン毎にルールを設定する必要はなく、グループを割り当てるだけで済みます。あるMODの前後にロードすべきMODをいくつも追加する場合に特に便利です。
Vortexのプロファイルの設定方法
原文:How do I set up profiles in Vortex?
原文の最終更新日:2018/09/19 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/18 (JST)
プロファイルは同じゲームでMOD一覧/ゲーム設定/セーブデータをキャラクター毎に分けて保存するのに便利です。今のところこの機能はデフォルトで無効になっていますが、“To-do”ダッシュレットまたは設定メニューの“Interface”のトグルで有効にできます。
設定が完了すると、Vortex画面左のナビゲーションエリアに新たなオプションが表示されます。プロファイルセクションを開くと現在のゲームのデフォルトプロファイルが表示されます。ここにはプロファイルを有効にした際のMOD一覧が含まれています。
新しいプロファイルを作るには、プロファイルタイルの下にあるボタンをクリックします。すると次のオプションを含む画面が表示されます。
- Name - プロファイルの名称
- This profile has its own save games(※) - このプロファイルのセーブデータを分けて保存する
- This profile has its own game settings(※) - このプロファイル専用のゲームのINIファイルを保存する
※:このオプションはすべてのゲームで表示されません。
これで各プロファイルの下にある“Enable (有効にする)”ボタンを押して2つのプロファイルが切り替えられるようになりました。各プロファイルの右下にあるアイコンを別のプロファイルのアイコンにドラッグすることで、プロファイル間で現在有効なMOD一覧を簡単に転送できます。
各プロファイルのドロップダウンメニューを使ってプロファイルを複製したり、完全に削除したり、(プロファイルのセーブデータをサポートするゲームの場合は)プロファイルのセーブデータフォルダを開いたりできます。
ユーザーインターフェース: アイコン
原文:User Interface: Icons
原文の最終更新日:2018/09/25 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
Vortexはさまざまなアイコンとツールチップを使って、状況に応じてMODとプラグインに関する情報を提供します。アイコンの簡単な説明は次のとおりです。
アイコン | ツールチップ | 説明 |
---|---|---|
Conflicts with Mod XY MOD間の競合 |
他のMODと“未解決の競合”があり、ルールまたはファイル毎の上書きが未設定です。アイコンをクリックするとダイアログが表示され、ルールを設定して競合を解決できます。 | |
Conflicts with Mod XY MOD間の競合 |
他のMODと競合があるものの、ルールまたはファイル毎の上書きで競合が解決済みです。 | |
Drag to another mod to to define dependency / Drag to another plugin to set userlist rule 別のMODにドラッグして依存関係を設定 / 別のプラグインにドラッグしてユーザーリストルールを設定 |
MODビュー: このMODのルール/依存関係が未設定です。クリックして同じアイコンを持つ別のコネクタにドラッグしてルールを設定します。 プラグインビュー: このプラグインのルール/依存関係が未設定です。クリックして同じアイコンを持つ別のコネクタにドラッグしてルールを設定します。 注意: このMOD/プラグインに影響を与える別のMOD/プラグインにルールが設定されている可能性があります。 |
|
Drag to another mod to to define dependency / Drag to another plugin to set userlist rule 別のMODにドラッグして依存関係を設定 / 別のプラグインにドラッグしてユーザーリストルールを設定 |
MODビュー: このMODのルール/依存関係が設定済みです。クリックすると設定されたルールが表示されます。表示されたルールのマイナス(-)をクリックすると削除できます(これによりアイコンが白くなります)。 プラグインビュー: このプラグインのルールが設定済みか、このプラグインに関するLOOTからの情報があります。アイコンをクリックするとプラグインの非互換情報といったLOOTからの追加情報が表示されます。 注意: このMOD/プラグインに影響を与える別のMOD/プラグインにルールが設定されている可能性があります。 |
|
This mod has files override the install order このMODにはインストール順序を上書きするファイルがあります |
このMODにはインストール順序とは異なるロードオーダーが設定されたファイルがあります(MODビューのインストール順序列参照)。通常、このアイコンはファイル毎の上書きを設定した場合に表示されます。 | |
Undecided 未投票 |
まだこのMODに対してENDORSEしていません。ENDORSEするにはアイコンをクリックします。 注意: MODページの設定でENDORSEが無効化されたMOD/ファイルに対してENDORSEすることはできません。 |
|
Endorsed ENDORSE済み |
このMODにENDORSE済みです。クリックすると棄権できます。 | |
Abstained 棄権 |
このMODに対するENDORSEをやめた、つまり後でENDORSEを取り消したことを示します。 | |
Master マスター |
このプラグインはエンジンからマスターファイルとして扱われます。主に*.esmファイルの場合ですが、ファイルヘッダーにマスターファイルフラグが設定された(esmのふりをした)*.espファイルの場合もあります。 | |
Loaded by the engine, can't be configured エンジンによってロードされるので設定できません |
このプラグインはエンジンによって定位置にロックされていて、ロードオーダーが変更できません。 | |
Light ライトマスター |
このプラグインはエンジンから“ライトマスター”として扱われます。主に*.eslファイルの場合ですが、ファイルヘッダーに“ライトマスター”フラグが設定された(eslのふりをした)*.espファイルの場合もあります。 | |
Requires cleaning (LOOT) クリーニング要 (LOOT) |
このプラグインはxEditでクリーニングされていません(クリーニングについてはこちらを参照)。LOOTの指示に従ったクリーニングが必要です。たとえばSkyrim等の公式DLCには“ダーティーエディット”が含まれており、TES5Editによるクリーニングが推奨されている点に注意してください。このアイコンが表示されていてもクリーニングが不要なMODもありますので、MODの説明に注意してください。 | |
Plugin has missing masters / LOOT warnings プラグインのマスターがない / LOOT警告 |
ツールチップが“Plugin has missing masters”の場合: このプラグインのマスターファイルがない、つまりこのプラグインが依存する別のプラグインがないことを示しています。 ツールチップが“LOOT warnings”の場合: このプラグインに関するLOOTのメッセージがあります。アイコンをダブルクリックしてプラグイン詳細を開くと、関連するプラグイン詳細情報と共にLOOTのメッセージが表示されます。 “Relationship Dialogue Overhaul.esp”の例: |
|
Mod can be updated (Current version X.Y.Z) MODが更新可能 (今のバージョンはX.Y.Z) |
MODビューのバージョン列(バージョン番号の隣)に表示されます。MODのアップデートが利用可能です。 | |
Mod can be updated (but you will have to pick the file yourself) MODが更新可能 (ただしファイルの選択が必要) |
MODビューのバージョン列(バージョン番号の隣)に表示されます。MODのアップデートが利用可能ですが、VortexはインストールされたMODのバージョンが最新かどうか正確に判断できません。これは対象となるMODに複数のバージョン(複数のメインファイル)がある場合に発生します。この場合、MODページで適切なファイルを選択する必要があります。アイコンをクリックするとブラウザにMODページが表示されます。 |
キーボード・ショートカット
原文:Keyboard Shortcuts
原文の最終更新日:2018/09/19 (UTC)
和訳の最終更新日:2018/10/17 (JST)
操作 | コンテキスト/ページ | ホットキー |
---|---|---|
サポートページを開く | 全体 | F1 |
フィードバックページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + F |
プラグイン一覧ページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + E |
セーブデーターページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + A |
ダッシュボードページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + 1 |
拡張機能ページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + X |
ゲームページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + G |
MOD一覧ページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + M |
プロファイルページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + P |
ダウンロードページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + D |
設定ページを開く | 全体 | Ctrl/CMD + Shift + S |
選択したMODの削除確認ダイアログを開く | MOD | Delete |
選択したダウンロードをインストール | ダウンロード | Enter |
ダウンロードの削除確認ダイアログを開く | ダウンロード | Delete |
選択中のMOD/プラグイン/セーブデータ /拡張機能/ダウンロード情報の開閉 |
MOD/プラグイン/セーブデータ /拡張機能/ダウンロード |
Space |
以上
====
和訳の更新履歴:
2018/10/17 : 公開
2018/10/19 : 追加翻訳「ユーザーインターフェース: 概要」
2018/10/20 : 追加翻訳「“プラグイン”と“MOD”のロードオーダーが重要な理由」「ロードオーダーの管理: プラグインルールとグループルール」。これで完訳