Nexus Modsニュース和訳:フランクなインタビュー - FrankFamily (2018/10/26)
2018/10/26のNexus Modsニュース A frank Interview - FrankFamily(フランクなインタビュー - FrankFamily)の和訳です。聞き手はBigBizkit。
フランクなインタビュー - FrankFamily
元記事:A frank Interview - FrankFamily
投稿者:BigBizkit (コミュニティマネージャー)
投稿日:2018/10/26 (UTC)
目次
- はじめに
- あなたは新たにモデリングした剣、鎧、秘宝をスカイリムに追加するMODで有名ですが、MOD作品の話に入る前に軽く自己紹介をお願いできますか?
- あなたのMODはSkyrim/Skyrim Special Edition全体で累計何十万回もダウンロードされています。あなたの制作するMODはどういったものですか?
- Skyrim用に初めて制作したMOD/モデルを覚えていますか? 自分でMODを作ろうとしたきっかけと、みんなにシェアすることにした理由は何ですか?
- 以来長い道のりを歩み、目覚ましい実績を上げてこられたわけですね。自分の作品で気に入っているものはありますか?
- あなたのMODの大半は既存のアーティファクトを一新するか別のものを追加します。アーティファクトの中でもThe Breton PaladinとTournament of the Ten Bloodsが特に際立っていますが、これら2つのMODのデザイン/開発の流れと、作成にあたって何から影響を受けたか教えていただけますか?
- Skyrim/Skyrim Special Edition以外のゲーム用のMODやモデルを制作していますか? またはその予定はありますか?
- 他に好きなゲームはありますか? 好きなジャンルはありますか?
- ゲームやモッディング以外の趣味はありますか? 仕事や心配事のない晴れた日には何をしたいですか?
- 2011年以来ずっとNexus Modsのメンバーですが、MODの制作にこだわる理由、続ける理由は何でしょうか?
- 近い将来、モッディングの計画はありますか?
- 他にコミュニティに言っておきたいことはありますか?
- 最後に
はじめに
FrankFamilyはエルダースクロール: スカイリムのためにアーティファクトMODやHDオーバーホールMODを数多く制作している。もし素敵なパラディンアーマーやボエシアのアーティファクトを探しているなら彼のMODをチェックするといい。今日はFrankFamilyをお呼びして、彼の作品のことやモッディング全般、その他諸々について楽しくおしゃべりした。
あなたは新たにモデリングした剣、鎧、秘宝をスカイリムに追加するMODで有名ですが、MOD作品の話に入る前に軽く自己紹介をお願いできますか?
名前はボルハ(Borja)、スペイン出身だ。今は薬学の学生で、うまくいけば今年卒業だ。今日の話題に関して言うと、ずっとビデオゲームが好きだったから、結局モッディングをすることになったんだ。とはいえ、始める前に話を聞いたら強い不信感を持っていただろうね。すべては思いがけないきっかけで始まったんだ。
あなたのMODはSkyrim/Skyrim Special Edition全体で累計何十万回もダウンロードされています。あなたの制作するMODはどういったものですか?
基本的には2系統のMODがある。最近特に力を入れてきたリテクスチャのFrankly HDと、様々なアーティファクトだ。
特に注力しているのは3Dモデリングだが、クエストのようなゲームの別の側面にチャレンジする機会もある。理想的には報酬としてユニークな武具が得られる魅力的なクエストを作ることだね。それも世間に認められたゲームの伝承に基づくことが、僕にとってとても重要な側面なんだ。
Skyrim用に初めて制作したMOD/モデルを覚えていますか? 自分でMODを作ろうとしたきっかけと、みんなにシェアすることにした理由は何ですか?
まだ入手可能で一番古いのはNightingale Carbon Fiber Retextureだ。これがPhotoshopでの第一歩だった。スクリーンショットの中にクマとPhotoshop丸出しのレンズフレアが見えるだろう… 今になって考えればちょっと野暮だね。
あの頃に鋼鉄の鎧のリテクスチャを始めたのをかすかに覚えているが、どうなったのかは分からない。Carbon Fiberよりも古いMODとなるとFallout New Vegas用のものになるが、フリーのモデルにスクリプトを足したお遊びみたいなものだ。その頃はまだ3Dモデリングを始めてなかったからね。一番最初に作ったMODは Fallout New Vegasの最初の村にエイリアンを追加するものだった。
Nexusに出会うまでモッディングのことは何も知らなかった。ゲームを何でも好きなようにできて、始めるため何も覚えなくていいって具合にね。なぜって、それまでモッディングに関することは何も知らなかったんだ。プログラミングや3Dモデリングやイメージ操作の経験は一切なく、ゼロからのスタートだった。酷いものだったよ。
それに素晴らしいことに、使いやすいツールやチュートリアルがふんだんにあった。だからFallout New Vegas用のものをダウンロードして、その都度「これはできる?」って質問したものだ。あれは15か16歳の頃で、自分の好きなゲームに何かを追加できるというアイデアがすごくクールに思えた。当然最初はごく基本的なものから始めたけれど、そのうちの一つが別のものへとつながったんだ。
それで自分のMODを作り始めたら、他の人にシェアすることが当然に思えたんだ。もちろんNexusでね。こうして今まで続けてきたのさ。
以来長い道のりを歩み、目覚ましい実績を上げてこられたわけですね。自分の作品で気に入っているものはありますか?
おや、生みの親に我が子をひとつ選べというのかい?
アーティファクトのMODに愛着があると思うが、どれを選べばいいものか。最初の望みに近い形で実現できたから、たぶんボエシアのを選ぶね。
あなたのMODの大半は既存のアーティファクトを一新するか別のものを追加します。アーティファクトの中でもThe Breton PaladinとTournament of the Ten Bloodsが特に際立っていますが、これら2つのMODのデザイン/開発の流れと、作成にあたって何から影響を受けたか教えていただけますか?
どちらもOblivion、特にKnights of the Nine DLCのボエシアのトーナメントからかなり影響を受けた。自分のノスタルジアがかなり入り込んでいるから、誰にとっても最高のMODではないだろうね。
エルダースクロールの伝承全般に興味があるから、Morrowindに登場する伝承についてはWikiページで読んだが、まだプレイしていない。とはいえ、これもインスピレーションの源となっている。たとえばThe Ice Blade of the MonarchはMorrowindの伝承に基づいている。
通常、アーティファクトMODの制作は http://en.uesp.net/wiki/Lore:Artifacts のページから始まる。伝承のページを見ながら何をすべきか探すんだ。
MODでフォーカスを当てたいものを決めたらモデリングを開始して、元のデザインに似せていく。
それからクエストを考えて、他のアーティファクトも一緒に追加する。アイテムなど持たせる敵が必要な場合、モデルは沢山あるけれど、どれも未完成だからちょっと混乱するね。だから別のモデルを作り始めるのではなく、その時にあるもので間に合わせる言い訳を見つけることなる。
Skyrim/Skyrim Special Edition以外のゲーム用のMODやモデルを制作していますか? またはその予定はありますか?
さっきも話したFallout New Vegasを除いて、Fallout 4用のMODを作りたいと思っている。でもまだ「Skyrimのモッディングは終わりだ。次に行こう」とは思えないだ。まだやりたいことがあって時間が足りないくらいなんだ。
他に好きなゲームはありますか? 好きなジャンルはありますか?
ゲーム内での探索が好きで、大きな地図を貰って面白いものを探して歩くのが大好きなんだ。本当に好きなゲームはOblivion、Red Dead Redemption (探検以外にマルチプレイヤーもかなり良かった)、Witcher 3、Prey、そしてSkyrimだ。
一番のお気に入りはOblivionだけど、モッディングのことを知る前にPS3版を購入した。SkyrimではプレイよりもMODのテストに時間を費やしたし、Oblivionの方が楽しいと思えるけれど、自分の変化に深い関わりのあるゲームだし、必ずしも悪いゲームではないよ。
好きなジャンルはオープンワールドRPGだけど、キャラクターのカスタマイズは必須ではない。ウィッチャー3のゲラルトのように、決まったストーリーとキャラクターでプレイするのも楽しめる。
ゲームやモッディング以外の趣味はありますか? 仕事や心配事のない晴れた日には何をしたいですか?
仕事や心配事のない1日があるなら、間違いなく週末までの仕事を先延ばしにするね。マラソンモードでTVシリーズをたくさん見たり、Youtubeのおすすめ動画を見ながら「どうしてひも理論の動画を見てるんだ?」って思うこともあるよ。
2011年以来ずっとNexus Modsのメンバーですが、MODの制作にこだわる理由、続ける理由は何でしょうか?
楽しいし、学べることが沢山ある。常に自分のスキルを向上させ、モッディングの新しい側面を学ぶことができるし、たとえばプログラミングの学習を「モッディング」の一環として正当化することができる。本当に幅広いテーマだし、僕の感覚に訴えるものがあるんだ。だから答えは一つ。「学習」だ。
近い将来、モッディングの計画はありますか?
今は2つのメインシリーズ、Frankly HDとアーティファクトを推進しようとしている。どちらにも作品がいくつかある。それとSkyblivionのためにユニーク武器などのモデルを作っている。バランスよく進められるといいけどね。
他にコミュニティに言っておきたいことはありますか?
では簡潔に。何かを学ぼう。楽しいよ。