Nexus Modsニュース和訳:ドネーションポイントの最初のレポートと最近のシステム更新(2018/6/13)
2018/6/13のNexus Modsニュース First donation point report delivered, and recent updates to the system(ドネーションポイントの最初のレポートと最近のシステム更新)の和訳です。
ドネーションポイントの最初のレポートと最近のシステム更新
元記事:First donation point report delivered, and recent updates to the system
投稿者:Dark0ne(サイトオーナー)
投稿日:2018/6/13 (UTC)
最初のレポートの公開について
先月5月末に、Nexus ModsからMOD製作者が寄付を受けられるドネーションポイントシステムの開始について発表した (Nexus発表記事の和訳)。
ドネーションポイントは、月の終わりから3か月経過するまで配布されない。たとえば、5月に発生したドネーションポイントは9月になるまで配布されない。これからは、月の始めに前月オプトインしていたユーザー全員に対してレポートを提供するつもりだ。レポートには、モデレーションの問題がなければ3か月後に受け取れるはずのDPが記載されていて、DPの総計とMOD毎のDPが確認できる。また、他のユーザーからシェアされたDPについても確認できる。
5月のレポートは最後の仕上げをしているため少し遅れているが、これが終わればオプトインしたMOD制作者のウォレットページで閲覧できるようになる。順調にいけば来月以降はレポートが自動生成され、月の初めの数営業日後に利用可能となる。
数値の考察
ドネーションポイントの開始は5月22日だ。5月のドネーションポイント稼働日数は10日で、ドネーションポイントシステムにMODをオプトインしたMOD制作者は2,674人だった。
最初の月のNexus Modsからドネーションプールへの寄付額は$6,000で、5月の総DPは6,000,000DPだった。来月にはドネーションプールに$8,000寄付するつもりだ。
オプトインされた10,955ファイルの総ユニークダウンロード数は5,289,062で、5月における1ユニークダウンロードあたりのDPは1.13DPとなった。
オプトインしたMOD制作者2,674人のうち、129人が10,000DP($10)以上を、255人が$5以上を、709人が1,000DP($1)以上を受け取ることになる。
ベゼスダ製ゲームMODと非ベゼスダ製ゲームMODの総ダウンロード統計(オプトインしないMODを含む)を比較すると5:1であるにもかかわらず、ベゼスダ製ゲームMODに分配されたドネーションポイントは全体の93%を占めていた。この差の理由は単純で、他のゲームのMOD製作者があまりオプトインしていないからだ。
ベゼスダのゲームがNexusの主力となって約17年経つが、僕はベゼスダのゲームだけではなく、PCのモッディングコミュニティ全体の育成にとても力を入れている。Nexus ModsとユーザーにとってどちらのMOD製作者にも価値があることを考慮するとともに、ベゼスダゲーム以外のコミュニティを激励する意味も込めて、ベゼスダゲーム以外のMOD制作者も適正なポイントを受け取れるようにもう少しバランスを取りたいと考えている。おそらく単純に非ベゼスダゲーム用に別の小さな追加プールを作ることになりそうだ。これはメインプールから持ち出すのではなく、非ベゼスダゲームのために毎月$500を追加する、といったものになるだろう。少しコストはかかるが何とかやりくりできると思うから、非ベゼスダゲームのMOD制作者MODにとっても少し状況がよくなるだろう。
今後数か月の数値を見ながらこの件を検討して、何ができるか考えていくつもりだ。
任意のポイントを直接チャリティにシェアする
9月に初めてドネーションポイントが配布されるまでに、DPストアにいくつかの変更を加えるつもりだ(品揃え追加など)。ところで話は変わるが、オプトインシステムにかなり大きな変更を加えた。
DPの一部またはすべてをチャリティに直接シェアできるようにした。これはファイル毎に指定でき、あらかじめ用意された慈善団体から1つ以上選んでシェアすることができる。月の終わりにチャリティにシェアされたドネーションポイントを集計して、相当金額を各慈善団体に寄付する。サイト上のどこかに寄付実績を公開して、慈善団体への寄付金額が誰にでも確認できるようにするつもりだ。
このアイデアの出どころはこうだ。毎月のユニークダウンロード数が少なく、ストアでの最低交換金額10ドルに達することのないMOD製作者の割合は無視できない。だが、たとえ人気がなくて受け取りDPがわずかなであっても、ひとまとめにしてプールすれば、大儀のための意味のある額となる。
これについては引き続き改善を行い、10,000DPが溜まるのを待つことなく、わずか1DPからでも任意のDPを寄付できるよう、ストアのチャリティシステムを変更するつもりだ。これによって、チャリティにDPをシェアしなかった場合でも、10,000DPも寄付したくない場合でも、全体の寄付プールとは別に任意の額を寄付できるようになる。
パーミッションの修正によりMODのオプトイン有無が確認可能に
MODページの"Permissions and credits"セクションに項目を追加して、MODがドネーションポイントシステムにオプトインしたかどうかを確認できるようにした。
これによって、MOD制作者は他のMOD制作者がMODをDPシステムにオプトインしたのかどうかを確かめ、パーミッションや(そのMODを利用するにあたって)守るべき権利的な問題を確認することができる。これは運営側とMOD制作者が適切にシステムをモデレートするのに必要な項目であり、交渉不可能である。この通知を削除するつもりはないし、ユーザー側で削除する方法もない。
MOD制作者の一部よりDP使用許可の不審点についての報告があったが、これで明確に、より論理的になったはずだ。もしまだ調整が必要なら知らせてほしい。・
以上