Nexus Modsニュース和訳:スクリーンショット・コミュニティイベント - 結果発表 (2019/4/12)
2019/04/12のNexus Modsニュース Screenshot Community Event: The Final Presentation(スクリーンショット・コミュニティイベント - 結果発表)の和訳です。
スクリーンショット・コミュニティイベント - 結果発表
元記事:Screenshot Community Event: Thank you for participating!
投稿者:BigBizkit (コミュニティマネージャー)
投稿日:2019/04/12(UTC)
目次
はじめに
数週間前、Nexus Mods初のスクリーンショット・コミュニティイベントの募集を開始した(和訳)。このイベントは、「Conflict and Struggle(対立と闘争)」というテーマを描いたSkyrim, Skyrim SE, Enderal, Fallout 4, Fallout 76のスクリーンショットを募集して、参加者の中から抽選で3名の方に賞品を授与しようというものだ。
スクリーンショットの応募は数百枚と盛況で、共催者のExcellentiumとnapoleonofthestump共々、コミュニティから投稿された素晴らしいスクリーンショットに驚かされっぱなしだった。審査員賞としてお気に入りの15作品を選考するため、参加フォームからの全応募作品にせっせと目を通してきた。以下は僕たちのお気に入りの15作品だが、このイベントはベテラン・新人を問わず、誰もが参加して投稿できることを目的としている点に注意してもらいたい。3つの賞品(Steamギフトカード£25分が3枚)が抽選で授与されるのはそのためで、2枚は審査員賞の中から抽選で2名に、残り1枚は参加者全員の中から抽選で1名に授与される。
3つの賞品の当選者は、このニュース記事の最後にある。
審査員賞
当然だが、作品の審査というものは極めて主観的かつ困難な作業だから、選ばれた作品が「最高」あるいは「最も美しい」とは限らない点に注意してほしい。僕や共催者たちのために言っておくと、高品質な応募作品が多数寄せられているため、15作品を絞り込むのは容易な作業ではない。なんとか客観的でいようと最善を尽くしたが、結局は見る人次第だ。各作品の下にあるSpoilerタグをクリックして選考理由を見ることができる(和訳では引用ブロックで記載)。また、作品の掲載順序は順不同だ。
注記: どの画像も「フルセット」リンクをクリックして対応するイメージページを開き、元の解像度で表示できる。
応募者: VictoriaG - フルセット
対立と闘争に立ち向かうには、純粋な暴力をもって相手に誰がボスかを示すのが最善な場合もある! このショットはそれが全てであり、彼女のキックと倒れるレイダーのダイナミックな動きが絶好のアクションを捉えている。
―― Excellentium
応募者: radbeetle - フルセット
効果的なデジタルアート作品を作るのに、派手なENB効果や強調されたドラマ、極限を越えて整えられたSFチックな比喩、あるいは写実的な装飾の類は全く必要ない。この二部作は、物語としての力を増すsだけの控えめなやり方で、ストーリー極めて効果的に伝える。特に照明における暖色と冷色の選択的な使用、左右対称のポーズ、型破りな写角、収められた背景要素とそのソフトな提示方法、分かりやすさ、フォーカスといった細部への注意は注目に値する。公開のコンテストでこうした微妙なイメージを発表するには芸術的な自信が必要であり、大した自信であると言える。
―― napoleonofthestump
応募者: Bennzoor - フルセット
あまり露骨すぎず感情や気持ちを表現するポートレートがとても好きだ。視野の隅で何かを垣間見ること、ふと閃く記憶、人物が現在直面していることの反映。この男の顔には、決断を下したり状況を解決する前の心の中の葛藤が伺える。
―― Excellentium
応募者: Simboker - フルセット
スカイリムの世界における対立と闘争と言えば、内戦がすぐに思い浮かぶ。このショットでは、ゲーム内での内戦の行方を垣間見ることができる。特に好きなのは、比較的大きな兵士の一団が濃霧に向かって行進している構図だ。視界を悪くすることで、彼らの向かう先を分かりにくくしている。勝利なのか、敗北なのか。このショットは我々に疑問を投げかける。
―― BigBizkit
応募者: Reaper060389 - フルセット
初めてこのショットを見たとき、すぐに「ああ、これは壁紙のネタになるな」と思った。いちかばちかの状況で、テンポの速い、非常にダイナミックな対立を巧みに描いている。レーザーガンの青と不毛な風景の全体的な茶色のトーンが良いコントラストとなっている。
―― BigBizkit
応募者: defa23 - フルセット
当然ながら、ドラゴンはスカイリム世界におけるすべての対立の核心であり中心だ。このショットは、威圧的な視線を送りながら主人公に迫り来る巨大なドラゴンに向かって、馬に乗った5人の戦士たちが戦いに飛び込んでいく様を美しく描いている。
―― BigBizkit
応募者: EDCVBNM - フルセット
アーティストが意図的にアンバランスまたは矛盾した構図にする場合であっても、優れた構図には常にバランスと一貫性が必要だ。スクリーンショット職人を目指す人は、このイメージの構図から多くのやり方を身に着けることができるだろう。優位を占める強い対角線によって、しっかりとアーティストの意図した場所へと目を誘う。前景要素に対する背景要素の配置に注意しよう。中央の二人の人物の位置は完全にバランスが取れている(レイダーの腕とミュータントの武器の柄の角度に沿った対角線、わずかに傾きねじれた姿勢によって生まれる中心を外れたダイナミックな線)。微妙なカラーパレットがかなり効果的だ。中心となるイメージから注意をそらすことなく、DOFとレンズエフェクトを非常にうまく使いこなしている。
―― napoleonofthestump
応募者: EDV120 - フルセット
綿密に構成された一連の小さな画像をひとつにまとめたものには確かな魅力がある。この構図はスクリーンショット職人におけるコーネルボックス(※1) だ。ブルーム効果が非常によく調整されていて、強いブルーム効果によくある目障りな「ブローアウト」効果なしに、全体的にざらついた感じを出している。各イメージからは、イメージ全体を支配する彩度の低い冷たいトーンに対するスポットカラーと中間色の絶妙なバランスの恩恵が感じられるし、イメージのセットについても、全てを普通の彩度としたときよりも「読みやすく」なっている。
―― napoleonofthestump
※1: 実写とレンダリング結果を比較することで3Dレンダリングソフトの精度を判定するためのテスト手法を指す。
応募者: Hawkscr1mer - フルセット
一般的な解釈における対立には主に2つの団体(この場合は同一個人内の2つのペルソナ)が含まれるため、こうしたイベントではある種の二面性を使うのが一般的だ。これは美的感覚に対するアーティストの自信がひときわ際立つ作品だ。細部まで細心の注意を払って造形した顔が一役買っている。人物像は確かに様式化されているものの、そのスタイルは控えめで真実味がある。抑えたカラーパレットも効果的に使用されているが、恐らく、ここで使われている極端な不飽和漂白効果よりも、むしろ無彩色な色調の範囲は、背景と人物の違いを際立たせている。繰り返しになるが、相対的な繊細さがユニークかつ興味深いものとして僕の心を捉え、別の機会に改めて見る価値があると思わされた作品だ。
―― napoleonofthestump
応募者: Irstina - フルセット
難しい決断を下す際には闘争(葛藤)が付き物であり、大きな対立があるとなればなおさらだ。この重荷は将軍や指揮官の肩にずっしりとのしかかる。たとえ彼らであっても、困難な時には忠実で信頼できる誰かからの励ましが必要だ。作戦机にいるテュリウス将軍を励まそうとする副官リッケの気遣いと慰めの表情から、そのことが切実に感じ取れる。
―― Excellentium
応募者: Kazeii1 - フルセット
今日目を通した投稿作品の中で、最初にお気に入りとして選んだ作品だ。環境に対する厳しい闘争、捕食者、生存者が抜群のセンスでシンプルに描かれている。寒さの中でおそらくは数時間膝をつき、指と手足は麻痺して凍り付き、唯一の温もりは自分の息と血管を流れる血しかない… それは過酷な土地で獲物を探す野生動物にとっても同様だ。人、動物、そして自然そのものにおける生存への対立だ。
―― Excellentium
応募者: MagdalenaA - フルセット
このイメージから伝わるスケールの大きな感覚が好きだ。膨大で非人道的で挑発的な建築の描写が自然形態との対比を際立て、シミュレートされた戦いよりも「対立」の感覚を深く呼び覚ます。壮絶で忌むべき形状が畏敬の念と恐怖を奮い立たせるとともに、暗くざらついて照明を抑えた写真のクオリティがこの感覚を増幅させる。イメージに注意を払わねば何かを得られない、それこそがこの作品が好きな理由のひとつだ。
―― napoleonofthestump
応募者: ImmotalIce - フルセット
不気味な緑色に輝くこの場所は魔法のようで、幾分風変わりでさえある。だからこそ、2人のアルケイン魔法の達人の激突の絶好の舞台となる。美しいと同時に興味を駆り立てる風景の中に、中心に配置された2人の魔術師の闘争が完璧に描写されている。
―― BigBizkit
応募者: polingc - フルセット
スカイリムの世界における闘争にはあらゆるものがあるが、このショットでは、戦いで愛する同伴者を失った人物の葛藤を見ることができる。その人物のポーズが、状況を理解した瞬間に感じる絶望と苦悩を強調し、力強く感情を伝えるのに一役買っている。
―― BigBizkit
応募者: Zenson - フルセット
勝算の見えない銃撃戦という混沌とした闘争における差し迫った恐怖が、対立を身近でリアルなものにしている。このポーズは自分の見えない周囲の至る所から飛んでくる流れ弾を防ごうとするものだ。彼は自分が認める以上に怖がっているように見え、それがこのイメージをいっそう面白くしている。
―― Excellentium
コミュニティ賞
まだある。厳選された1枚を提出した人からイベント全体のセットを提出した人まで、約100人の応募者がいた。そこに迸るクリエイティビティは驚くべきもので、ここの参加者全員の作品の一部を披露しておこう。
Screenshot Community Event #1 - Conflict and Struggle - Community Selection(コミュニティ賞)
ゲーム毎のカテゴリから全アーティストの作品を見ることもできる。
- Skyrim: https://www.nexusmods.com/skyrim/images/categories/101/
- Skyrim LE: https://www.nexusmods.com/skyrimspecialedition/images/categories/106/
- Enderal: https://www.nexusmods.com/enderal/images/categories/100/
- Fallout 4: https://www.nexusmods.com/fallout4/images/categories/105/
- Fallout 76: https://www.nexusmods.com/fallout76/images/categories/100/
以下の参加者のみんなに大いなる感謝を。
09jlardinois, Aeruni, ajhardy, Antonio201220, Ariawyn, Asaforg, Ashfenril, auburnsred, Bakurai, Bennzoor, Berkebile, blackie10, bostonmanatee, BrynTheWin, chimichanga78, ChrisKley, Ciaran125, Clanggedin, Conclamatus, CorperationPop, CouchCaterpillar, CrosszeriaEverblood, Custom22, Darqcrimson, defa23, deicide707, deltahalo241, Di3sIrae, drwolfjanie, EDCVBNM, EDV120, GGearZZ, Giebelfred, GodOfVengeance, gratifiedgoat, Grimus4, guidethisonekalaheria, Hawkscr1mer, ImmotalIce, Irstina, Jebbalon, kaeyll, Kazeii1, Klaxoid, kmcderm133, kynthiabarnes, lametrie, LethosThason, Liadys, lidertz, Lindaleff, Madrock7, MagdalenaA, Meguiddo, mfeile1974, Moksha8088, Musiclover542, mystichd, navy5465, NeOniq, ninjakissa, nvmisfit, onread, Organonmodell, papp263, polingc, radbeetle, radcatfish, Rathanak00, Reaper060389, Rohanthegreat8, Rune963, Rusey, sagittarius22, sevenpacer, Simboker, slbrgt, SpiderAkiraC, SpiderBob12, Stiffon, tanque007, TearOfTheStar, teridactyl, TheGreatFalro, thorrulf, Valor429, VictoriaG, wegas, WhitePigeon, xonedl, Zenson, ZMD78
また、イベントカテゴリーにスクリーンショットを投稿したものの、応募フォームの記入漏れで抽選に参加できなかったみんなにも感謝する。その中から顕著だった以下の2名に特別賞を贈りたい!
賞品の当選者
おっと、大事なことを言い忘れたが… Steamギフトカード£25分の当選者は以下の方々だ。
審査員賞の中から抽選で2名:
イベント参加者の中から抽選で1名:
おめでとう! スタッフからのプライベートメッセージを確認してほしい。
このイベントを楽しんでくれたことを願うとともに、次のイベントで会えることを楽しみにしている。乞うご期待!
楽しいモッディングを!
以上